コチレドン熊童子は、挿し芽で増やせることを知っていますか。
大好きな熊童子を何とか増やしたいと思い、冬の間に挿し芽していた熊童子を5月に鉢上げしてから一年。
初めての暑さ寒さを何とか乗り越え、小さかった苗も葉の数が増えて少し大きく育ってきました。
そこで、鉢上げからの一年熊童子の成長を振り返ってみます。
もくじ
コチレドン熊童子 鉢上げ後から冬越し前まで(5月〜12月)
熊童子 鉢上げ後から冬越し前までの様子
5月〜6月
鉢上げした熊童子(素焼き鉢に3株と陶器鉢に2株)は、雨が当たらない屋外の風通しの良い場所で管理。
<5月の熊童子>
梅雨入り
梅雨で湿度が高くなってきた頃には、屋外では雨がかかりそうなので、思い切って室内の窓辺に移動しました。
夏越し
前年に挿し芽した熊童子は、夏の直射日光で枯れてしまいました。室内で管理していたものを、いきなり夏の日差しに当ててしまったのが原因です。
今年はその失敗を踏まえ外に出すのをやめ、水やりは控えめにして、引き続き室内の窓辺で管理することにしました。
<8月の熊童子>
夏越し後から冬越し前
30℃を超える猛暑が何とか過ぎて秋になり、気がつけば12月。熊童子を外に出すのをすっかり忘れていました。
夏越し出来て、安心して気が抜けたのかもしれません。熊童子は、相変わらず室内の窓辺です。
素焼き鉢と陶器鉢の水やり
熊童子は、2種類の鉢(素焼鉢と陶器鉢)に植え付けました。たまたま同じ鉢がなかっただけなのですが、その後の水やり回数がこんなに違うとは思っていませんでした。
同じ時に水やりしても、素焼き鉢は2~3日で土の表面が乾きます。一方陶器鉢は一週間経っても、土の表面が湿っていることも。素焼き鉢はあまりにも早く乾燥するので、鉢カバーをつけました。それでも、乾燥しやすさは変わりません。
春と秋は成長期なので、土が乾いたらタップリと水やりしていましたが、2つの鉢は水やりのタイミングがバラバラ。同じ種類の植物なのに鉢の違いで、水やりサイクルは全く違っていました。
どんな鉢を選ぶかで、こんなに水やりの頻度が違うんですね。植物にあった鉢を選ぶことも大切ですが、水やりの頻度を考えて鉢を選ぶのも大切だと実感しました。
コチレドン熊童子冬越しから翌春まで(12月〜5月)
12月
いよいよ冬越しです。室内の窓辺なので、熊童子が冬を越せる5℃は保てそうです。
どうするか迷ったのが、水やりです。控えめにするのか、全く水やりをしないのか。せっかく夏越しに成功した苗なので、無事に冬越しさせたい。前年さし穂をして冬を越した時は、全く水やりをしませんでした。
「去年が上手くいったんだから、今年も同じようにしたほうが良いかな」
「水やりには慣れていても、逆に何ヶ月も水やりしないことに我慢が出来るだろうか」
色々考えた結果、思い切って全く水やりをしないことにしました。
<12月の熊童子>
12月から3月終わりまで、様子は確かめますが、水やりをグッと我慢する日々でした。
4月
恐る恐る水やりを開始。水をかけたと同時に、音を立てて水が土に吸い込まれていきました。流石に3ヶ月以上も水やりしていなかったので、葉っぱはシワがより、ツヤもありません。
それでも一週間すると、少しずつ葉っぱに水分が戻り、ふっくらしてきました。
<4月の熊童子>
5月
水やり開始から1ヶ月経つ頃には、葉っぱが大きくなってイキイキしています。
<5月の熊童子>
コチレドン熊童子を鉢上げして一年経った感想
まずは、「1年間枯れずに育ってくれて、ありがとう」大好きな熊童子のさし芽が成功した事を素直に喜びたいと思います。
これからの目標は、室内での管理が長くなってしまい、全体的に少しヒョロヒョロした感じの熊童子を、少しずつ屋外に出して、ガッチリとした株に育てる事です。
今回の挿し芽の方法は、自己流なやり方です。多肉植物に詳しい方が見たら、納得できない点も多いかと思いますが、こんな方法でも挿し芽ができたんだと思っていただければ幸いです。
<熊童子の葉っぱ >
今では熊童子を毎日眺めたり、触ったり。あの小さなフワフワの葉っぱに癒されています。
熊童子の挿し芽をして鉢上げするまでの記事も見てくださいね。