デルフィニウム F1 シネンシス デジタルピンクとの初めての出会いは、通販会社の園芸カタログ。そのサクラピンク色がとても優しい色合いで、どうしても花を見て見たくなりました。
そこで早速種を取り寄せて、10月に種まきして、花が咲くまでの様子を観察しました。
もくじ
デルフィニウム F1 シネンシス デジタルピンクの種まき(10月)
デルフィニウムの種まきは、一般的に秋まきが適していて、気温が高いと発芽率が良くないようです。
発芽温度は15~20℃。
種まきをしたのは、10月上旬です。この日の最低気温は15.8℃、最高気温は23.9℃でした。
【デルフィニウムの種まきに用意したもの】
- 種まき容器(今回は小さな駄温鉢)
- 市販の種まき用土
- 新聞紙
- デルフィニウムの種
<デルフィニウムの説明書と種>
【デルフィニウムの種まき手順】
① 種まき容器に清潔な種まき用土を入れる
② 土に水をかけておく
③ 袋の種(7粒)を1粒ずつ重ならないように置いていく
④ 種の上に土を軽く(5mmほど)かける
⑤ 種と土が馴染むように、土を手のひらで押さえる
⑥ 鉢受けを置いて、底面吸水にする
⑦ 嫌光性種子のため発芽まで新聞紙をかけ、半日陰に置く
うまく発芽させるポイント
* 種まきから発芽までの気温が高すぎない時期を選ぶ
* 嫌光性種子のため発芽まで遮光する
* 発芽するまでに日数(15~20日)がかかるので気長に待つ
デルフィニウム デジタルピンクの発芽から開花まで(10月〜5月)
デルフィニウムの発芽からポット上げ(10月〜11月)
10月下旬
種まきから16日後に4コ発芽しました。そこで新聞紙を外し、日向に移動。
<10月終わり 双葉のデルフィニウム>
11月上旬
発芽から1ヶ月。
<11月上旬 本葉が出たデルフィニウム>
本葉も出てきたので、9cmポットに植え替えました。
デルフィニウムの冬越し(11月〜3月)
9cmポットに植え替えたデルフィニウムは、そのまま日向で管理。
冬は、軒下で土が乾いたら水やりをしました。
1月
<1月 冬越し中のデルフィニウム>
苗の大きさはほとんど変わりません。
3月
日差しが少し暖かくなってくると、苗が成長し始めました。
3月中旬
少し大きくなった苗を10.5cmポットに植え替えました。
<3月中旬 10.5cmポットに植え替えたデルフィニウム>
デルフィニウムの成長と開花(4月〜5月)
4月上旬
<一気に成長したデルフィニウム>
4月中旬
ついに伸びた茎の先端に小さな蕾がつきました。
<4月中旬 茎の先端についた小さなつぼみ>
5月初め
一番目の花が開花。
<咲き始めのサクラピンク色>
5月上旬
プランターに定植。結局6コが育って花が咲きました。
<花径4cmほどのデジタルピンクが花盛り>
初めてデルフィニウムの種を蒔いて育てた感想
サクラピンク色の花が見たくて、初めてデルフィニウムの種まきをしましたが、10月の種まきから5月の開花までは、結構長く感じました。
「芽は出てくるだろうか? 本当に大きくなるんだろうか? この育て方で良いんだろうか?」と色んな思いが出てきました。
発芽までの日数が長かったので、7コのうち6コが発芽した時は、第一段階を越えられたようでホッとしました。冬の間成長が見られなかった時は、失敗したかなという思いが強くなっていました。
それでも諦めず、3月になって苗が成長し始めた時は、本当に嬉しかった。
サクラピンク色の花を初めて見た時は、淡いピンク色で桜色だなと納得。たくさん咲いてくると優しい雰囲気に心和みました。
<サクラピンク色の優しい雰囲気>
想像と違っていたのは、草丈50cmくらいになったこと。勝手に20cmくらいだと思い込んでいたので、予想外でした。
種から育てるのは、時間もかかるし大変だと思うこともありますが、花が咲いた時の感動は忘れられません。今回のデルフィニウムの種まきでは、サクラピンク色の花をしっかり見ることが出来たので、大満足の結果でした。