ソーラーパネルとポータブル電源(Jackery)でどれだけ充電できるか試してみた

非常用に購入したソーラーパネルとポータブル電源ですが、ほとんど使わず家の中に収納したままでした。最近電気代が高くなっていることもあり、ソーラーパネルでどれだけ充電できるか試してみました。

ソーラーパネルでポータブル電源を6時間充電した結果は?

ソーラーパネルとポータブル電源

使ったソーラーパネルとポータブル電源はJackery製。

<折りたたんだソーラーパネルとポータブル電源>

Jackery Solar Saga100 ポータブル電源1000
収納サイズ 610×535×35mm

展開サイズ 1220×535×20mm

重量 約4kg

サイズ(横×奥行×高さ)

332×233×243mm

重量 約10kg

細かい性能については、Jackery(ジャクリ)のホームページをご覧ください。ここでは省きます。

ソーラーパネルとポータブル電源を使った6時間の充電状況

実施日:2月と3月の2日間

設置場所:中国地方 瀬戸内海側にある自宅の南向きの庭

設置時間:しっかりと日が当たり始める10時から16時までの6時間

ソーラーパネルの充電ケーブルをポータブル電源のINPUTに繋いで、どれくらい充電できるのか、どうやったら効率的に充電できるのか試してみました。まずは、2日間の充電状況を時間の経過と共にまとめたのでご覧ください。

1日目:2月下旬 

最高気温11℃ 最低気温4℃

10時から16時まで晴れの予報

<INPUTの数値がポータブル電源に表示される(矢印の所)>

2月下旬 ソーラーパネルとポータブル電源を使った6時間の充電状況 

時間経過 気温 概要 充電%
10:00~11:00 9℃ 曇り時々晴れ
INPUT変動幅(1時間中)10~80W
27%
11:00~12:00 10℃ 晴れ
庭木の陰になる為パネルを2m移動
INPUT変動幅 70~93W
31%
12:00~13:00 10℃ 晴れ
太陽の向きにパネル角度調整 1回
INPUT変動幅 80~92w
39%
13:00~14:00 10℃ 晴れ時々曇り
太陽の向きにパネル角度調整 1回
INPUT変動幅 10~99W
48%
14:00~15:00 11℃ 晴れ
太陽の向きにパネル角度調整 2回
INPUT変動幅 9~82W
56%
15:00~16:00 10℃ 晴れ
建物の陰になる為場所移動
INPUT変動幅 70~82W
63%
16:00 10℃ 終了 70%

2月下旬の6時間充電は、27%から開始して70%で終了。ポータブル電源の充電量はソーラーパネルの利用で43%増加となりました。

2日目:3月下旬

最高気温19℃ 最低気温5℃

10時から12時晴れ

13時から16時晴れ時々曇りの予報

<3月 雲が広がる空>

3月下旬 ソーラーパネルとポータブル電源を使った6時間の充電状況 

時間経過 気温 概要 充電%
10:00~11:00 13℃ 晴れ時々曇り
太陽が雲に隠れるとinputは下がる
INPUT変動幅(1時間中)10~82W
32%
11:00~12:00 15℃ 晴れ時々曇り
INPUT変動幅 8~70W
40%
12:00~13:00 17℃ 曇り時々晴れ
庭木の陰になる為パネルを2m移動
INPUT変動幅 20~51W
45%
13:00~14:00 18℃ 曇り
太陽の向きにパネル角度調整 1回
INPUT変動幅 28~56W
50%
14:00~15:00 18℃ 曇り
太陽の向きにパネル角度調整 1回
建物の陰になる為場所移動
INPUT変動幅 20~46W
55%
15:00~16:00 18℃ 曇り
INPUT変動幅 6~20W
57%
16:00 17℃ 終了 58%

3月下旬の6時間充電は、32%から開始して58%で終了。ポータブル電源の充電量はソーラーパネルの利用で26%増加となりました。

ソーラーパネルを使って充電した感想と効率的に使うポイント

ソーラーパネルとポータブル電源を使って充電した感想

今回試みた結果、6時間で43%(2月)と26%(3月)充電することが出来ました。

ポータブル電源に入ってくる電力がINPUTの数値で表示されるので、どれだけ充電されているかが分かりやすく、数値が上がりやすいようにパネルの向きを変えたり、場所を移動させたり。数値は最高で99Wまで上がりました。ソーラーパネルは折り畳んで移動させることが出来るので、効率的に太陽光を集めるのに役立ちます。

Jackeryの商品説明では

ポータブル電源は、ソーラーパネルと組み合わせて使うと約17時間でフル充電が可能

冬は日差しが弱いので、あまり発電しないのではと思っていましたが、太陽が出ていれば冬でも使えそうです。ただ同じ6時間でも晴れ曇りかで充電量は大きく違うことがわかりました。ソーラーパネルでフル充電するためには、2〜3日が必要になりそうです。

<2月の空 >

非常時や災害時に使えるようにポータブル電源1000を購入しましたが、重量が10kgあるので持ち運ぶには、とても重たく感じます。ポータブル電源の容量が増えれば、重量も重くなります。ポータブル電源のサイズを選ぶ時には、使いたい電化製品や使用範囲に加えて、自分で持ち運べる重さも考えて選ぶのが良さそうです。

充電した電力は、パソコン携帯の充電やファンヒーターの電源に使用。1ヶ月に何度かソーラーパネルで充電して使ったら、嬉しいことに電気代が少し下がり助かりました。

ソーラーパネルを効率よく発電させるポイント

日当たりの良い場所を確保する

日当たりは良くても、パネルの一部が樹木や建物などの陰になると発電量が下がってしまうので、障害物がない広い場所が理想的です。

 晴れの日をねらう

天気ばかりは思い通りになりませんが、曇ると発電がぐんと下がります。晴れた日がいいですね。

 太陽の向きに合わせてソーラーパネルを移動させる

パネルの向きが常に太陽に向くように調整できたら、最大限の発電を期待できそうです。

普段使っていなかったソーラーパネルとポータブル電源で作った電力を使ってみると、電気代の節約にもなりました。収納したままで使わないのは勿体無いという思いが強くなったので、これからはソーラーパネルを効率よく発電させるポイントを押さえて、日常的に使っていこうかなと思っています。