家庭菜園で収穫した落花生は、1ヶ月乾燥させ、年末に殻をむきました。
殻をむく時は、本当に中に実があるかどうか心配しましたが、大きなピーナッツもあり一安心。
炒ったピーナッツは、正月に家族で食べました。
自分で育てたピーナッツは無農薬で安心だし、味は格別。戸惑いながらも、見よう見まねで殻をむき炒った経過を書いてみました。
もくじ
落花生の乾燥と殻むき
落花生を11月に収穫し1週間畑で乾燥させた後、さやを切り離して、軒下の雨がかからない場所で引き続き乾燥させました。
落花生の種蒔き、植え付け、収穫までの詳しい記事は、落花生の栽培に挑戦 種まきから収穫までをご覧ください。
2週間ぐらい軒下に置いた後は、倉庫の中に入れて、土ふるいの中に入れたまま乾燥を兼ねて保管。
落花生の殻むき
12月末、正月に食べる為に殻の中がどうなっているか、ドキドキしながら割ってみました。
親指と人差し指で挟んで割ろうとするのですが、思った以上に殻が固く、殻を割る前に指が壊れてしまいそうです。
そこで、挟んで割ることのできる道具がないか探して、見つけたのがニッパーです。
- 落花生の殻のくびれ部分をニッパーで切り、2つに分ける。
- 中身を傷つけないように、殻に切り込みを入れる 。
- 少しづつ殻を割って、実を取り出す。
指とニッパーを使い、旦那と二人で作業すること1時間。ようやく全ての殻をむくことが出来ました。
作業が終わったからよかったけど、指と爪はしばらく痛くてたまりませんでした。
後から調べたら、落花生の殻むき器も売っていましたが、使い勝手はどうなんでしょう。
ピーナッツの大きさ
乾燥した落花生の殻を見ながら思いました。「乾燥したら、中のピーナッツは小さくなってるんだろうな」
でも実際に殻を割ってみると、想像していたよりも大きなピーナッツがたくさんあってビックリ。
<8株から取れたピーナッツはこれだけ>
全ての実をみると、大きなものが6割。中くらいが2割、小さいものが2割ほどでした。収穫量は多いとは言えませんが…
収穫したピーナッツを炒って食べる
落花生を育てるのは2回目でしたが、1回目は生の落花生をゆでて食べたので、炒るのは初めての経験です。
ネットで調べると、殻付きのまま炒ったり、生ピーナッツを炒ったり色々紹介されています。
乾燥した皮付きピーナッツを炒る時間は、結局ハッキリとはわかりません。
そこで、いつも豆餅を作る時に黒豆を炒る要領でやってみることにしました。
- 大きめのフライパンを用意する。
- 皮付きピーナッツを全部入れて、弱火で加熱する。
- ピーナッツが焦げないように、かき混ぜ続ける。
<フライパンに入れたばかりのピーナッツ>
黒豆なら、皮がはじけてくる頃には火が通っているのですが、ピーナッツでは、皮がはじけることは無いようです。
10分たち20分経ち、もういいだろうと1粒食べてみても、まだ生臭い感じです。
根気よくかき混ぜ続け、30分経った頃ピンク色の皮に薄らこげ色が付き、良い香りがしてきました。
<炒って30分 良い香りがして来たピーナッツ>
出来上がりです。
ピーナッツの乾燥状態や火加減にもよるでしょうが、今回は弱火で30分強の加熱でした。
旦那が大きな1粒を味見すると、納得の表情。我が家のピーナッツの味がしたようです。
お正月には、家族でおつまみとして食べました。
みんなで食べたら、あっという間に無くなるぐらいの量でしたが、味は市販のピーナッツに負けてないような気分でした。
次も食べたいと言われたら、悪い気はしません。
落花生栽培 まとめ
5月に落花生のタネをポットにまいて、畑に定植。11月に収穫するまでが半年。それから乾燥と保管。そして炒って食べるまでに、随分手間がかかりました。
それでも、土の中から落花生の実を収穫した時や、乾燥した殻を割ってピーナッツの実が出て来たときは、最高の気分でした。
もちろん、農薬や化学肥料を使わずに育ったピーナッツの味も、最高です。
手間さえかければ、病害虫などの被害もあまり気にならない作物でした。
小さな家庭菜園なので植える株数は限られますが、場所を変えて再び挑戦して、土寄せもしっかりやって収穫量を増やしたいと思います。
自家製ピーナッツは良いですよ。