ガーデンシクラメンでシンプルで簡単な冬の寄せ植えを作ろう

ガーデンシクラメンは、シクラメンの中では寒さに強く冬の屋外でも育てることが出来ます。そこで今回はガーデンシクラメンだけで、冬の寄せ植えを作ります。

シクラメンとガーデンシクラメンは違う?

ガーデンシクラメンは、サクラソウ科の球根植物。中近東から地中海の比較的乾燥した地域が原産の植物です。現在品種改良が進み、たくさんの品種が作り出されていますが、シクラメンを花の大きさで見ると、大輪系、中輪系、小輪系、ガーデンシクラメンに分かれます。

<色鮮やかなシクラメン>

ガーデンシクラメンは、寒さに強い原種のシクラメンから、品種改良で耐寒性を高め、日本で誕生した小型のシクラメンです。

【ガーデンシクラメンの特徴】

  • 他のシクラメンに比べ耐寒性が高い(0℃〜マイナス5℃大輪のシクラメンの耐寒温度は5℃
  • 草丈は10〜20cm

<冬の店頭に並んだガーデンシクラメン>

冬の屋外でも楽しめて、暖かい地方では地植えも可能。草丈が低いので寄せ植えにも重宝します。

ガーデンシクラメンの寄せ植えを作ります

ガーデンシクラメンの寄せ植えのポイント

今回作るのは、冬の屋外でも楽しめるガーデンシクラメンで、初心者でも作れるシンプルで簡単な寄せ植えです。

【寄せ植えをシンプルに簡単に作るポイント】

ガーデンシクラメンのお気に入りの花色だけ使う

ガーデンシクラメンの花色は、白色ピンク色赤色など様々。花びらがフリル状になったものもあります。お気に入りの花色を決めましょう。

作りたい寄せ植えのイメージに合う、自分の好きな鉢を選ぶ

鉢は素材だけ見ても、素焼きやテラコッタ、プラスチックや木、ブリキなどがあります。大きさを含めて、ガーデンシクラメンに合う好みの鉢を探しましょう。

駄温鉢に植えたガーデンシクラメン>

<ブリキの鉢に植えたガーデンシクラメン>

鉢が違うだけで、随分雰囲気が違いますね。

この2つのポイントを押さえると

 

一緒に寄せ植えにする植物を何にするか

鉢の中でどの植物をどこに植えるか?

 

を考える必要がないので、シンプルで簡単な寄せ植えが出来ます。

色々な植物を使った寄せ植えも豪華ですが、一つの植物でもそれに負けません。

さあ花色と鉢を決めたら寄せ植えを作っていきましょう。

ガーデンシクラメンの寄せ植え

選んだガーデンシクラメンは、ピンク色。その優しい色に合わせて自然な雰囲気に仕上げるために、鉢は取っ手付きのカゴ(プラスチック製)を選びました。

【準備したもの】

  • ガーデンシクラメン 3株(9cmポット)
  • プラスチック製のカゴ( 横幅23×奥行き20×高さ10cm)
  • カゴの中に敷く防草シート
  • 園芸用土

<カゴとガーデンシクラメン>

【ガーデンシクラメンの植え付け】

① カゴの中に防草シートを敷く(カゴの目が荒いため)
② カゴ(高さ10cm)は深くないので、鉢底石は入れず園芸用土を薄く入れる
③ ガーデンシクラメンの枯葉を取り除く
④ 3株の葉が重ならないように、下葉も少し落とす
⑤ 1株ずつ鉢の中に置いていく
⑥ 3株の位置を決めたら、隙間に土を入れる
⑦ 棒で突いて土を馴染ませる

<枯葉と下葉を少し取って…>

<ガーデンシクラメンをカゴに入れて位置決め>

植え付けのポイント

ガーデンシクラメンは過湿を嫌うので、深植えにならないように注意。

球根が少し表面から出るように浅植えにする。

これで植え付けは完了です。

<カゴに植え付け完了したガーデンシクラメン>

水やりをした後は、日当たりの良い霜が当たらない軒下で管理します。次の水やりは、土の表面が乾いてから。過湿を嫌うので水のやり過ぎ注意です。

<植え付けから1ヶ月 花がしっかり立ち上がってきました>

ガーデンシクラメンは、他のシクラメンに比べ寒さには強い品種ですが、気温が氷点下まで下がる頃は、寒さで弱っていないか様子を見ながら、臨機応変に室内に取り込むと良いでしょう。鉢植えは移動させることが出来るのが良いですね。

お気に入りのガーデンシクラメンと鉢で、シンプルで簡単な冬の寄せ植えを作ってみませんか。