以前パンジーのタネまきを8月にしたことがありますが、二週間経っても芽が出ず、あえなく失敗に終わりました。
そこで今年は何とか成功させたくて再挑戦です。保冷バッグを使って試みた方法をまとめてみました。
もくじ
パンジー8月のタネまきと発芽
タネまき方法に悩む
パンジーの発芽温度は、15℃〜20℃。普通に考えたら8月の気温は高すぎます。
8月にタネを蒔いて成功させている方の話では
お盆過ぎに気温が下がってくる時期があるので、タネをまいて涼しい場所を探して移動させながら育てるとのこと。
「やっぱりこまめに管理しないとダメなのかな?」
購入したタネの袋の説明書きによると
『8月は極端な早まきはせずに、冷房のきいた室内でタネをまく』とのこと。
「なるほど。でも留守にする日も多いしなぁ」
どうしようか悩んでいた時、使っていない冷蔵庫で発芽させたことがあるという文章をインターネットで見つけました。
「冷蔵庫か!」
「そうだ。保冷剤を入れた保冷バッグの中にタネを蒔いたパンジーを入れて、温度調整をして管理したらどうだろう?」
そう思って実行してみました。
タネまきしたパンジーを保冷バッグで管理する
【パンジーわらく】
今年のタネまきに選んだのは、パンジー『わらく』でストロベリーカラーとホワイトのユニークな花色。
花は4cm前後と小ぶりです。何より花首が伸びにくく株がまとまると聞いたのが、選んだ決め手でした。
<通信販売で購入したパンジーのタネ>
【タネまきした手順】
① 冷蔵庫に保管していたパンジーのタネを取り出す
② 保存容器にキッチンペーパーを敷き、ペーパーが浸かるぐらい水を入れる
③ パンジーのタネを重ならないようにピンセットでそっと置いていく
④ 容器のフタをする
⑤ 保冷バッグの中に保冷剤と温度計を入れ、温度を15℃〜20℃になるように調整
8月13日
この日は、最高気温34℃ 最低気温27℃でした。9月までには発芽して欲しかったので、タネまき。
バッグの中の保冷剤は、温度をみながら交換しました。でも交換し忘れて温度が25℃になったり、逆に下がりすぎて10℃ぐらいになったり。
なかなか適切な温度管理とは行きませんでした。
8月15日
それでもタネは腐ることなく、2日経つと表皮が割れ白い部分が出てきました。
さらに何日か経つと、白い根のようなものが伸び始めているタネもあり、小さな変化に目が離せなくなります。
パンジーの発芽は、植え付けから10日〜14日。
根が出てきたのは嬉しいのですが、今度はこのままで発芽するのか不安になり始めました。
新聞紙ポットへ植え付ける
8月21日
そこで、約一週間後経ったタネを土に植え付けすることにしました。
40近くあるタネを24コの新聞紙ポットにピンセットで一つづつ置いていき、上から土は被せず、そっと押さえておきました。
管理場所は、半日陰の軒下。
暑かったら、室内に取り込むことも必要かなと思っていましたが、雨が多く気温も30℃を超えなかったので、そのまま屋外で様子を見ることにしました。
パンジーが発芽する
8月23日
ついに発芽しました。8月13日にタネまきして10日後でした。
うまく発芽するか心配していましたが、小さな芽を見た時の嬉しさは格別。
芽が出てきたので、日向に移動させましたが、盆過ぎて天気が悪い日が続き、なかなか太陽が顔を出してくれません。
8月30日
芽が出揃ってきました。説明書によると発芽率は70%以上のようですが、今回は40近くあったタネの内26コが発芽。発芽率は60%ぐらいでしょうか。
茎が途中で切られたものが2~3コあったのが残念です。
雨が多いせいか、発芽後の成長はゆっくりしているような気がします。
パンジーのタネまきと発芽まとめ
冬に花を見たいという私の勝手な思いに、パンジーを付き合わせてしまいました。
今回真夏のタネまきで取った方法は、保冷バッグを使って温度管理をして発芽させようという試み。
保冷バッグの中で発根まで進んだので、タネの力を信じて土に植える(タネを埋める)と発根してくれました。
保冷バッグの中で結構な温度変化があったと思うのですが、それに耐えて発芽まで進んでくれ、初めてパンジーの8月のタネまきに成功しました。
自然な状態での発芽ではなかったので、今後の成長に少し不安な部分はありますが、大切に育てる予定です。
今年は盆過ぎから、気温がかなり下がってきたので、ひょっとしたら保冷バッグなど使わずとも、自然に発芽したかもしれません。
保冷バッグを使った発芽は、あくまでも個人の経験談です。発芽させる一つの試みとして読んでいただけたら幸いです。
パンジーのその後の記事も見てくださいね。