初めて新聞紙でタネまきポットを作って、そこにタネを蒔いてみようと思い立ちました。
8月に蒔きたいタネは、ストックです。
秋になると園芸店の店頭に赤や紫、ピンクなど鮮やかな花色のストック苗が並びます。
昨年そんなストックの花を植えてみたくて、タネから育てました。
冬の寂しい庭に花が欲しいと思って9月にタネを蒔いたのですが、花が咲き始めたのは春になってからでした。
そこで今年は、何とか冬の開花を目指して8月にストックのタネをまくことにしました。
初めてタネまきポットを新聞紙で作って、そこにストックのタネを蒔いてみた10日間の経過をまとめています。
もくじ
新聞紙でタネまきポットを作る
新聞紙ポットを作るキッカケ
新聞紙ポットを作ってみたいと思ったキッカケは、テレビでイギリスの家庭の様子を見ていた時です。
新聞紙でポットを作り、土を入れタネをまいて窓辺に置いて発芽させていました(多分アサガオのタネだったような・・・)。
ガーデニングの本場イギリスでは、一般的な方法なんでしょうか。
これならお金もかからず、新聞紙はパルプで出来ているので土にも返ります。使い終わった後の鉢やポットを洗う手間も省けます。
そこで実際に作って、使用感を確かめてみることにしました。
新聞紙ポットの作り方と土入れ
【新聞紙ポットの作り方】
① 新聞紙を8分の1に切り取る
② 半分に折る(10cm×27cmサイズ)
③ 筒状の容器を用意する
今回はタネまき用なので、あまり大きすぎない口径5cmの容器を選びました。
④ 容器を出来上がりが高さ6cmになる様に合わせて、わの部分を上にして巻きます
底の折り込み部分4cmは空けておきます
⑤ 巻き終わり部分から容器の底に沿わせて新聞紙を折ります
⑥ 3回折ったら、折り返して中に入れ込みます
⑦ 容器を抜き取ったら、新聞紙ポットの出来上がり
新聞紙ポットが傾いていても、土を入れると真っ直ぐに立ちます。
※ 作り方は、植物にも大活躍! 便利に、賢く、エコな新聞紙活用法を参考にさせてもらいました。
【新聞紙ポットへの土入れ】
① タネまき用土を準備する
今回は、赤玉土とバーミキュライトを混ぜたものを使います
② 水をかけ、手で握ってダンゴ状になるぐらいにしておく
③ 新聞紙ポットに土を入れる
ストックのタネを8月にまく
1回目のタネまき
昨年のタネは背が高くなる品種で、支えが必要でした。そこで今年は、背が低く冬に開花する品種を選びました。
- 草丈20cmの矮性品種
- タネまきから80~85日で開花
これなら、年内に開花してくれるでしょうか。
8月10日
早朝気温25℃。
30分ほど水につけたストックのタネを、一粒づつ新聞紙ポットに置いていきます。一つのポットに1~2粒蒔きました。
軽く土をかけ、タネと土が馴染むように軽く押さえます。
8月の一番暑い時期で、この日の最高気温は33℃。
ストックの発芽温度は20℃前後のようなので、とても屋外では発芽しそうにありません。
そこでタネまきしたポットはエアコンをつけた室内に置き、新聞紙を被せておきました。
8月12日
タネまきから2日後、ストックの芽が2~3出始めています。発芽日数は4~5日のようなので順調な経過です。
8月13日
ストックの芽が全体の3分の2ぐらい出たので、新聞紙を外しました。この日は、最低気温28℃。最高気温は、36℃を超えています。
8月14日
朝の涼しい時だけ外に出して、その他の時間は室内の日当たりの良い場所で管理。
8月16日
外はまだ暑いですが、屋外に出して気温が30℃を超える時間帯は日陰に移動。
2回目のタネまき
8月17日
早朝気温25℃。
1回目の種まきから一週間が経った苗です。ほぼ発芽しています。でも、ちょっと首が伸びすぎ?やや徒長ぎみかもしれません。
新聞紙を外すのが遅かったのか。室内管理の時間が多くて日照不足だったのか。
ここまで発芽したら育ってくれそうなので、これからはシッカリ日に当てたいと思います。
お盆も過ぎ、これから少しづつ気温も下がってくるでしょう。そこで2回目のタネまきをしました。
1回目と同様新聞紙ポットを使います。タネまき方法は前回同様。
今回は室内には入れず、屋外の日陰で発芽させた後、日当たりへ移動させます。
8月19日
早朝気温25℃。台風通過で最高気温はちょっと下がり32℃。外に置いていても、発芽してきました。
ストックは湿潤な環境は好まないようなので、日当たりで乾燥ぎみに育てる予定です。
新聞紙ポットにストックを蒔いた感想
まず一番嬉しかったのは、発芽したこと。発芽温度が20℃前後ということだったので、真夏の暑さに耐えられるのか心配しましたが、何とか発芽して育っています。
<発芽したストックの苗>
ストックのたくましさに助けられたようですね。
そして初めて使った新聞紙ポット。作るのは、要領さえわかれば簡単でした。
タネまきは、一粒ずつポットに置いていく手間がかかりました。でも次の植え替えは細かい作業がないので、楽に出来そうです。
新聞紙は、水に濡れたら破れるのではと心配しましたが、触り過ぎなければ丈夫です。水はけも良く底面給水もできます。
今の所実用性はあるので、本葉が2~3枚出てきて9cmポットに植え替えるまで、シッカリ役割を全うしてくれそうです。
さあストックの冬の開花に向けて、一歩ずつ進みますよ。