庭植えにしたブルーベリーの実の収穫と庭木におすすめのポイント

ブルーベリーを一本庭に植えて20年経ちました。8月が近づき、いよいよ収穫の時期です。

量は少ないですが、自然の恵のおすそ分けですね。

ブルーベリーの収穫

7月中旬ブルーベリーの実が少しづつ青みがかってきたなと思っていたら、ヒヨドリ(?)が空中で羽をばたつかせながら、ブルーベリーの実をつついているではありませんか。

慌てて、鳥よけのネットをブルーベリーの木に被せました。

ネットをかぶせると、何とも奇妙な姿に…。鳥さんにもおすそ分けするので、もう少しお待ちを。

7月19日初収穫。十分な甘さです。

青みがかってすぐは、まだ酸っぱいんです。我が家のブルーベリーは、十分大きくなり黒みを帯びてきたら収穫のサインです。1本の木なので一回に取れる量は、20粒以下。

そのまま生で「いただきます!」

この調子なら、少しづつ実が熟すのでお盆前まで、食べられそうです。お盆になったら、鳥よけネットを外して鳥さんにも食べてもらいましょう。

ブルーベリーを庭に植えて

ブルーベリーの植え付け

我が家にブルーベリーを植えたのは、20年前。苗物屋さんの店頭にブルーベリーはなかったので、注文して取り寄せてもらいました。品種名が書いてあったのかもしれませんが、今では全くわかりません。西日本なので、暖地で栽培できる種類だったと思いますが…。

ブルーベリーは、2本植えないと実付きが悪いと言われますね。それでも1本で実がなっているので、1本で結実するタイプなのでしょう。

自転車の前かごに乗せて持って帰りました。カゴに乗るぐらいなので、50cmぐらいの小さな苗だったと思います。

 

果樹は、庭木と一緒にしないほうがいいかなと思ったので、植え付けたのは、庭の隅でやや北向きの場所。元々真砂土の土壌で弱酸性なので、そのまま植え付けました。少しづつは、大きくなったのですが、なかなか花が咲きません。

そこで思い切って、11年前に南向きの場所に移動させ、モミジやツツジやシャリンバイなどの庭木と同居

日当たりが良くなったお陰か、それからは花が咲き、実もできるようになりました。他の庭木との同居に違和感はなく、むしろ実を楽しむこと以上に、庭木としての季節ごとの変化を感じています。

春のブルーベリー

ブルーベリーは、ツツジ科の落葉低木。ツツジが咲く頃、下向きの小さな白い花を咲かせます。

花の形は、ドウダンツツジによく似ています。可憐な可愛い花です。

夏のブルーベリー

5月になると、花が終わった後に小さな緑色の実が付きます。

そして実が少しづつ大きくなり、7~8月にかけて美味しい実を収穫できます。

今年は7月になって、ブルーベリーの枝に白っぽいものがついていました。

アオバハゴロモと言う害虫です。幹や枝葉の樹液を吸うようです。実がなっている時だし、被害は少ないようなのでこのまま様子見です。他の木にも付いているので、特にブルーベリーを好むと言うことではないようです。

秋のブルーベリー

晩秋になると、緑色だった葉っぱが、徐々に色づき始めます。

モミジの紅葉が終わった後もしばらく、ブルーベリーの紅葉を楽しむことができます。紅葉した葉っぱは、枝ごと切って、生け花にしても綺麗ですよ。

冬のブルーベリー

 

紅葉が終わり、落葉したら枝ぶりがはっきりとわかります。この時が剪定のチャンスです。足元を見ると幹は株立ち状態になっています。

年数が経って古くなった株は、足元から切り取って更新します。後は高さを抑えるように枝先を切ったり、混雑した枝を切り取り全体の姿を整える程度です。

こうして、すっきりとした枝ぶりで春を待ちます。

庭木におすすめのポイント

  • 花が咲き、実がなり紅葉が楽しめる。
  • 低木で大きくなりらず、コンパクトに狭い場所でも植えられる。
  • 管理が楽。
初めは、実を収穫することを考えて庭に植えたブルーベリーでしたが、植え付け場所を変更したことで、庭木としての存在感がグーンと増しました。

モミジに寄り添う姿は、自然です。眺めて楽しめ、食べる楽しみも付いてくる。有難いことですね。