アガパンサスを鉢植えで育てています。植えて2年経ちますが、全く植え替えをしていないので、根詰まりしているかもしれません。
そこで鉢から出して株分けをして、1株は鉢に植え、もう1株は庭に植え替えることにしました。
もくじ
鉢植えアガパンサスの株分け
アガパンサスの種類
アガパンサスは、南アフリカ原産の多年草で、光沢のある肉厚の葉が放射線状に広がります。丈夫で育てやすいので、公園の植え込みや道路脇の緑地帯に植栽されているのを見かけます。さまざまな園芸品種があり、花色は、青、紫、白色など。
冬に落葉する種類と常緑性の種類があり、今育てているアガパンサスは常緑性のタイプです。常緑性のタイプの方が耐寒性は弱いようです。
品種名は、ホワイトヘブン(曖昧な記憶なので、間違ってたら御免なさい)。
ちょうどアジサイアナベルが咲く頃に、ボール状の直径10cm以上はありそうな大きな白い花を咲かせます。
1株植え付けましたが、今年は2株に増えて、それぞれの株に1輪ずつ大きな花が咲きました。
アガパンサスの株分け
アガパンサスの植え替え時期は、大雑把に春と秋です。2年間植え替えをしていないので、鉢の中が窮屈になり、栄養不足にもなっていそうです。そこで、10月にアガパンサスの植え替えをすることにしました。
2株をそのまま植え替えようと思ったら、一回り大きな鉢が必要になります。鉢を大きくすると、移動や植え替えが大変になりそうです。なるべく鉢は大きくしたくありません。
どうしようかと悩み、アガパンサスを株分けして、1株ずつを植え付けることにしました。アガパンサスを株分けするのは初めてなので、少しドキドキです。
アガパンサスを鉢から出す
① 鉢の縁に沿って、表面の土を軽くほぐしておきます
② 鉢を横に寝かせたら一人が鉢底穴を突き、もう一人がアガパンサスを引っ張ります(二人の共同作業です)
何度か力を入れると、出て来ました。鉢から出てきたアガパンサスは根詰まりして、まるで型抜きしたような状態です。
アガパンサスの根をほぐす
根が鉢の中をぐるぐる回っているような感じなので、株分けする前に根をほぐす必要があります。どこから手をつたら良いのかわかりませんが、手で優しく少しずつ土を落として行きました。
今回は手で地道にほぐしましたが、水をかけて土を落とす方法もあるようです。
ほぐしてみたら、根が長くてビックリです。
アガパンサスは土留めにも利用できると聞いたことがありましたが、こんなに根を張ってくれるなら、法面に植えるのも良さそうですね。
アガパンサスを株分けする
根がほぐれたので、いよいよ株分けです。手で持って2つに分けてみます。何度か力を入れると、割れて2株に分かれました。
清潔なカッターナイフも用意していましたが、使わずに済みました。もう少し株が増えていたら、カッターなどで切り分ける必要があったかもしれません。
アガパンサスの植え替え(鉢&地植え)
アガパンサスを鉢に植えこみ
アガパンサスを植えていたのは駄温鉢深型9号。アガパンサスを抜き取った後キレイに洗ったので、再びこの鉢にアガパンサスを植え込みます。
① 鉢底ネットと鉢底石を入れ、園芸用土を少し入れる
② アガパンサスを仮置きする
根が長すぎて鉢に入りきらなかったので、根の先を切り詰めました。
③ 植え込む高さを調整した後に土を入れる
上から土を入れただけでは、根の周りに隙間があるので、指で根と根の隙間に土を入れ込む
④ 土をしっかり入れたら、水をタップリかけて終了
根が馴染むまで1週間ぐらい半日陰に置いて、その後日当たりの良い所に出します。
アガパンサスを庭に地植え
アガパンサスは土の性質は選ばないようなので、日当たりが良い場所を選びました。
① 苗より大きめの穴を掘ります
② 土に腐葉土を混ぜます(土壌が肥えていれば必要ないかも)
③ 根を切り詰めたアガパンサスを入れ、高さや向きを調整します
④ 穴に水をタップリ入れます
⑤ 掘り上げた土を穴に戻し、根の間にも隙間なく土を入れます
⑥ 土の表面に水をタップリかけて終了
日差しが強かったので、しばらくの間白い寒冷紗をかけて遮光しました。
これで、アガパンサスの株分けと植え替えが終わりました。2年間植え替えをしていないのが気になっていたので、一安心です。
鉢の土を入れ替え、日当たりの良い場所に地植えもしたので、生育環境が良くなったはずです。来年の6月頃に、アガパンサスが白い花を咲かせてくれるのをじっくり待ちたいと思います。
とても丈夫で手がかからないアガパンサスは、株分けや植え替えに気をつければ、初心者にも育てやすい花ですね。