百日草と言えば、切り花のイメージがありますが、最近は品種改良で草丈が低く、花壇やプランターや鉢植えに出来る種類がたくさんありますね。
初心者でも育てやすい花なので、種から育てて夏の寄せ植えを作ってみました。
もくじ
百日草 プチランドの種まきからポット上げまで
百日草 プチランド
まずは、寄せ植えにするために選んだ百日草を紹介します。
百日草 プチランド混合
- 草丈:30cm
- 株はコンパクトにまとまり、野生種に近い丈夫な性質
- 花色は白、黄色、オレンジ色の3種混合
- 花は3~4cmの一重の花がたくさん咲く
4月に種まきしたら、暑い夏には花ざかりの予定です。
百日草の種まきと発芽
4月中旬
バーミキュライトを入れた駄温鉢(浅型)にすじまき。
種まき後は土をかけて、種と土が馴染むように土の表面を押さえ、水やりをしました。
日当たりの良いところで管理して、発芽したのは10日後。その後一週間に一度液肥を与えて育てました。
百日草のポット上げ
5月中旬
<百日草の種まきから1ヶ月後>
本葉が4枚ぐらい出て来たので、いよいよポット上げです。苗は大きく育ったものや、まだ小さいものがあります。
以前ペチュニア(花色混合)の苗をポット上げする時大きいものだけをポットげしたら、花色が偏ってしまいました。花色によっては、苗の成長速度に差が出ることがあるようです。
そこで今回は、大きさ順で選ばず無作為に選んで9cmポット20コに植え替えました。
黄色系百日草で夏の寄せ植え作り
夏の元気が出る自然風なカゴ作り
6月終わりにはオレンジと白色の花が咲き、7月初めには黄色の花が1輪咲きました。
百日草プチランドは、オレンジと白色に比べ黄色の成長が少しゆっくりなようです。
7月初旬
百日草の種まきから2ヶ月半。3色の花が揃ったので、夏の寄せ植え作りに取り掛かりました。
【夏の寄せ植えに使うもの】
- 百日草 3株(白×1 黄色×1 オレンジ×1)
- コクリュウ 2株
- シルバーレース 2株
- カゴ
- 防草シート
- 園芸用土
【夏の寄せ植え作業】
① カゴの中に防草シートを敷く
自然な雰囲気を出すためにカゴに植え込みます。防草シートが重なっている部分はホッチキスで留めました。
② カゴの底に、水はけのためパーライトと赤玉土を混ぜて薄く敷き詰める
<カゴの中に防草シートを敷き土を入れたところ>
カゴの内部は水はけが良いので、鉢底石は使いませんでした。また鉢底石を入れないことで、土の量が増えます。カゴからはみ出した防草シートはハサミでカットしました。
③ その上に園芸用土を入れる
④ 苗を仮置きして位置を決める
後方にシルバーレースを2株を配置し、その前に黄色とオレンジ色の百日草。その前の中央に白い百日草を配置し、コクリュウはカゴの縁に葉がかかるように。
⑤ 位置が決まったら、順番に植え付ける
<少し淋しい印象の花が咲いていない寄せ植え>
寄せ植えから2週間後
寄せ植えを作った時は蕾だった百日草の花がどんどん咲きました。あの淋しかった寄せ植えが2週間でこんなに花盛りになるとは驚きです。
1週間半日陰に置いていたせいか、黄色の百日草の茎がヒョロヒョロになってしまいました。
でも、そのお陰で横への広がりが出て自然な雰囲気の寄せ植えになったような気がします。
プチランドの野生に近い性質の本領発揮です。
一つ残念なことは、シルバーレースより百日草の草丈が高くなってしまったこと。手前から草丈の低い順に並べたつもりだったのですが、思うようにいきません。
それでも種から育てた百日草とシルバーレース、コクリュウの組み合わせで、元気の出る自然な雰囲気に仕上がり、イメージを上回る出来栄えになりました。
プチランドの花は上を向いて咲くので、玄関先の低い位置に置いています。
<玄関先でワイヤープランツと一緒に>
百日草は、丈夫で育てやくく夏にも強い。夏の寄せ植えの条件にぴったりでした。
あなたも、気に入った百日草で夏の寄せ植え作りを楽しんでみませんか。