塩味の豆餅は、正月には必ず食べたくなる欠かせない食べ物です。
お店で購入することもできますが、たくさん食べたいので毎年家庭用餅つき機で作っています。黒豆は蒸して入れる場合が多いようですが、我が家では乾煎りした黒豆を使うのが定番。
その豆餅作りを紹介します。
もくじ
豆餅作りの材料と準備
[豆餅の材料]
- 餅米 1Kg
- 黒豆 100g
- 塩 10g
これは餅米1Kgに対しての分量です。塩の量は目安なので、お好みで増減してください。
[豆餅作りに使う道具]
- 家庭用餅つき機
- 餅米を浸す容器
- 切る前の豆餅をいれる容器(もろぶた)
毎年豆餅を作るのは正月の直前。だいたい12月30日頃です。
まず餅をつくことに決めた日の前日に、餅米を洗って水に浸けておきます。水の量は、完全に餅米が水に浸かるようにタップリと。
さあ豆餅を作ろう
黒豆を乾煎りにする
豆餅を作る時、黒豆を蒸して入れることが多いようですが、我が家では乾煎りをしています。
- フライパンを用意する。
- 次に汚れやゴミが付いていないことを確認したら、乾いたままの黒豆をフライパンに入れる。
- 弱火で加熱して、時々全体に満遍なく火が通るように混ぜる。
- 黒豆の皮がはじけて、中の黄色っぽい実が少し見えて来たら出来上がり。
餅つき機で餅米を蒸す
- 餅つき機に分量の水を入れる。
- 前日水に浸けておいた餅米をシッカリ水切りして、既定の分量入れ、フタをする。
- スイッチを入れ待てば、蒸しあがるとブザーが鳴って知らせてくれる。
餅米を入れる時に、山形になるように中央を高くしておくと、全体が均一に蒸しあがる。
餅米をつく
蒸しあがって、ブザーを止めた後は、餅をつく準備です。
- この時点で蒸しあがった餅米に塩を入れておく。
- つくというスイッチを押せば、機械の羽根が回って餅米を混ぜ始める。
- 餅米が丸くなり始めた頃、一度機械を止め、黒豆を好みの分量入れる。
- フタをして、再度スイッチを押して餅つき続行。
- 米粒がなくなり、キレイに丸まっていれば完成。
<餅つき機の中で回る豆餅(フタを外して撮影)>
塩はかたまって入っても大丈夫。餅米が混ざる間に均一に混ざって来ます。
黒豆を途中から入れるのは、白い生地の黒豆を作る為です。最初から黒豆を入れると、紫色がかった生地になるような気がします。
そして途中から黒豆を入れる時は、必ずフタをします。フタをしなかったら豆が飛び散って、悲惨なことになってしまうので注意しましょう。
※餅つき機は、むすからつくまでの工程を全自動でやってくれます。しかし豆餅を作る時には、途中で塩や豆を入れる工程があるので、むすとつくを分けて行っています。
豆餅を伸ばす
- 台の上に餅取り粉をふり、手のひらにもタップリ餅取り粉を付ける。
- 餅つき機の中で餅が回っている状態で、餅をつかみ台の上に置く。
- それから餅つき機のスイッチを切る。
- 台の上にのせた豆餅は、手早くクルクル回しながら粉を全体に付ける。
- 次に手で細長く伸ばす。幅があまり広がらないように伸ばすのがコツ。
- 成形できた豆餅は餅用の箱(もろぶた)に並べる。
<もろぶたに並ぶ成形した豆餅>
ですがスイッチを切ってから、出来上がった餅を取ろうとすると、容器にくっ付いて、取りにくくなってしまいます。
そこでスイッチを切る前に、用心しながら先に餅を取るのが私のやり方です。
豆餅を切る
出来立ての豆餅は、まだ柔らかくて切れないので、一晩そのまま置いておきます。
次の日になると少しかたまり、切りやすい状態になっています。
好みの厚さに切ってください。時間が経って乾燥しすぎると、今度は硬くなり過ぎて、切りにくくなります。
豆餅の保存
切った豆餅は、表面が乾くまで一日ぐらいもろぶたで保管。
切った後は、いつでも焼いて食べられます。
量がたくさんある時は、保存袋に入れて冷蔵庫で保管します。これだと1週間ぐらい持ちます。
塩味のきいた豆餅は、素朴な味わいで飽きません。
<焼いた豆餅>
焼くだけで食べられるので、調理の手間もかかりません。
家で作った豆餅は、塩や豆の量を調整できて、自分好みの味を楽しめますよ。