季節が冬になったかと思うと、あっという間に師走。正月が近づいてきました。ガーデニングを楽しむ身としては、早めに正月の寄せ植えが作りたくなります。
そこで色々悩んだ結果、シンプルに葉牡丹だけを寄せ植えにすることにしました。これなら春まで寄せ植えを楽しめそうです。
葉牡丹だけで作るメリットから寄せ植え作りまでをまとめてみたので、ご覧ください。
もくじ
葉牡丹だけで作る寄せ植えのメリット
パンジーやガーデンシクラメン、スイートアリッサムなどは、寒さに負けず、カラフルな花を咲かせています。
葉牡丹に、この草花を組み合わせると、カラフルな寄せ植えが楽しめそうです。ただ組み合わせる必要があるんです。
「組み合わせるのが、難しいな」と思ってしまいました。
葉牡丹だけで寄せ植えにすれば、植物選びをする必要がありません。
生育する日当たりや土の状態、また成長した植物の草丈などなど。様々な条件を考えなくて済みます。
パンジーやシクラメンを綺麗な状態を保つには、花が終わった後に花がらつみが必要になります。花の数が多いと、日々の管理が必要です。
それに対して、葉牡丹は、たまに枯れた葉っぱを取り除く程度で、管理が楽です。
正月の寄せ植えと言えば、松や南天、千両、葉牡丹や季節の花を組み合わせた豪華なものをよく見かけます。
一つ気になるのが、この組み合わせは、正月に飾ることを考えているので、飾る期間が短くなってしまいます。
せっかく作るなら、春までの間長く鑑賞できる寄せ植えにしたい。
葉牡丹だけで作る寄せ植えなら、シンプルですが、春になって花が咲くまで楽しめます。
色々悩んだ結果、正月の寄せ植えはシンプルな葉牡丹だけの寄せ植えに決定したのです。
葉牡丹の寄せ植え作り
さあ、葉牡丹の寄せ植えを作ることは決まりました。飾る場所は、玄関の前です。
次は、葉牡丹をどう組み合わせて行くかです。
鉢と葉牡丹の苗選び
和風の家の玄関の前に置くとなると、雰囲気にあったものが必要です。
あまり小さな鉢では、目立ちません。高さも少しあった方がよく見えそうです。
そこで選んだのが、白い深鉢(口径23cm 高さ33cm)です。
鉢に合わせて苗を選びたいのですが、鉢を店までもって行く訳にもいきません。
同じサイズの容器を探すと、ほぼ同じ大きさの鉢受けがあったので、これを持って、ホームセンターの苗売り場へ。
最近の葉牡丹の進化には感心します。
葉の形も、従来の丸葉に加えて、波打つ形状のフレア系や切れ込みの入ったフェザー系などがあります。
色も、従来の緑色の葉の中央が白、ピンク、紫色のものや、シックな雰囲気のブラック系のものも出ています。
大きさも大型から、中型、ミニ、ミニミニサイズまで。
葉牡丹だけでも組み合わせの種類が豊富で、見ているだけでワクワクします。
鉢受けに並べて、全体の雰囲気を見ながら選びました。
葉牡丹の植え付け
【材料と用品】
- 葉牡丹ミニ 6個
- 葉牡丹 万葉の宴 紅 1個
- 白い鉢
- 鉢底ネットと鉢底石
- 園芸用土
- 水苔(前日水に浸けておいたもの)
- 正月用飾り(和紙 水引き 竹の小枝)
※ 苗は合計で約1000円でした。
鉢の準備
選んだ白い鉢は高さが33cmあり、葉牡丹を植え込むには深すぎるようです。
そこで鉢の中に駄温鉢を重ねて入れて、かさ上げしました。
かさ上げした所に鉢底ネットと鉢底石を入れます。
次に、用意した園芸用土をミニ葉牡丹に合う高さまで入れます。
さあ植え付けです。
ミニ葉牡丹(直径10cm)を鉢の縁に掛けるように、斜めに置いていきます。6個の苗を、隣の葉色が同色にならないように、等間隔に並べました。
土を株の間に入れ、鉢の中央部分に土を足しておきます。
ここに葉牡丹万葉の宴 紅(直径14cm)を、横から見て半円形になるように植え込みます。
株の間に土を入れ、箸で突いて土を馴染ませます。
さらに前日水に浸けておいた水苔を全体に敷き詰めました。
水苔を敷くことで、高植えにした土の流出を防ぎ、和風な雰囲気も出せると思います。
最後に正月用の飾りをつけます。
正月が近づいたら飾りをつけることで、正月らしさを演出します。また正月が終わったら飾りは外して、葉牡丹を春まで楽しみます。
正月の飾りは、100円ショップなどで売られていますが、時期が早かったのか商品が少なく欲しいものがなかったので、手作りしてみました。
【材料】和紙と水引、竹の小枝
出来上がった飾りを差し込んで、正月の寄せ植えは完成です。
<玄関の前に置いた葉牡丹の寄せ植え>
葉牡丹だけのシンプルな寄せ植えはいかがでしたか。
植物の組み合わせを考えなくて良いので、初心者でも作りやすく、春まで楽しめますよ。
それでは、良いお年をお迎えください。