干し柿は、お好きですか。
我が家では、柿が果物の中で一番好きだという旦那は、毎年秋になると渋柿を買ってきます。
その柿で恒例の干し柿作りをしました。
皮をむいで、吊るして、乾燥させると、2週間で柔らかい干し柿の出来上がりです。
もくじ
渋柿の購入から柿を吊るすまで
作業工程としては
柿を吊るす
乾燥させる
この3段階だけです。
長期保存はせず、2週間以内には食べてしまうので、熱湯につけることもしません。本当に簡単な方法です。
渋柿の購入
10月中旬になると、旦那がソワソワし始めます。
渋柿がいつ店頭に並ぶか、気になって仕方がないようです。
今年も、何度か行きつけのスーパーに足を運んでいました。
例年袋に入った渋柿を20個ぐらい買ってくるのですが…
どうしたことか、今年は段ボール2箱(60個ぐらい)の渋柿を買ってきました。
随分思い切ったようです。本当に柿が好きなんです。
渋柿の皮をむぐ
皮むきの道具(皮むき器、果物ナイフなど)
柿を吊るす紐や縄
さあ、干し柿作り開始です。
渋柿は紐で吊るすことが多いので、柿の実に小枝がついていることを確認します。
小枝が長すぎる場合は、2~3cmに切っておきます。
小枝がついていない場合は、ネットなどに入れたり、串にさして干しましょう。
干し柿にする柿の種類は色々あるようですが、今年購入したのは西条柿です。
皮をむぐための道具は、皮むきや果物ナイフなど。
自分が使い易いものを用意します。
我が家では、果物ナイフを使います。皮が残らないように凹凸がある部分も丁寧にむいで行きます。
渋柿を吊るす
紐か縄を用意します。
捻ったようになっている紐や縄は、捻れを緩めて、その中に小枝を通して柿を固定します。
捻れのない紐の場合は、小枝の部分を一つずつ結びます。
柿と柿がくっつかないように間隔を空けながら、一つの縄に6~8コの柿をつけて、縄を結んで輪にしました。
今回使ったシュロ縄は、水に浸しておくと柔らかくなって作業し易く、結び目は乾燥するとシッカリ締まります。
次に、乾燥させる場所へ持って行きます。
家庭で干す場合は、ベランダなどになると思います。
<洗濯物干場に吊した渋柿>
60個を吊り下げると、かなりの重さです。二人で2日間かけて作業しました。
吊るした後干し柿が出来上がるまで
1週間後
雨が全く当たらない所なら問題ないので、そのまま乾燥させます。
干し柿を作る2週間の間に雨が2~3回雨が降りました。洗濯物干場は雨が降り込むので、用心して一時的に倉庫に避難。
この中に入れたり出したりの作業にちょっと手間がかかりました。
カビが生えないように、雨だけは気を付けましょう。
干し柿が甘くなってくると、カラスに狙われることがあります。そこで柿の前面に麻布を下げて、カラスから見えないようにしていました。
2週間後
黄色かった果肉もオレンジ色になり、近づくと甘い香りがします。
もう食べ頃になったようです。
少し乾燥した頃に、柿の実を軽くもみほぐすやり方もあるようですが、我が家では柿の実に触ることなく、そのまま自然乾燥させています。
柔らかいのが好みの方は、2週間で食べ頃です。
もう少し硬いのが好みなら、もう少し干しても良いでしょう。
雨に当たらなければ、カビがつくことなく、美味しい干し柿の出来上がりです。
簡単な干し柿の作り方は、長期保存には向きません。早めに食べることをお勧めします。
干し柿を作るきっかけは、「渋柿をもらったから」という方もあるでしょう。
渋柿が手に入ったら、干し柿作りに挑戦してみてください。
美味しいお菓子は沢山ありますが、自然な甘みの干し柿の味は格別だと思います。