暖かくなる気配がすると、夏に咲く花の種を蒔きたくなります。
そこで今年は、畑に植えるとコンパニオンプランツにもなり、夏に元気に活躍してくれるマリーゴールドの種を蒔くことにしました。
マリーゴールドは種が大きいので、直接ポットに蒔いても良いらしいのです。でも今回はまだ使ったことがない卵パックに蒔くとどうなるのか知りたくて、卵パックの種まきに挑戦。
卵パックの種まきからポット上げまでの様子と卵パックの種まきのメリットとデメリットをまとめました。
もくじ
卵パックにマリーゴールドの種をまいてポット上げするまで
卵パックにマリーゴールドの種をまく
マリーゴールドの種を蒔いたのは、暖かくなり始めた4月5日。その日の最高気温は20℃でした。
【種まきの手順】
① 卵パックの底にキリで穴を開ける
② 種まき用土を用意する(今回はバーミキュライトを使います)
③ 卵パックに土を入れ、水をかける
④ マリーゴールドの種を1ブロックに一つずつ押し込む
⑤ 種が隠れるように土の表面を押さえる
⑥ 再び卵パックの底から水が出るまで、優しい水流で水やりする
マリーゴールド 発芽後の管理
発芽するまでは、卵パックのフタをして半日陰の場所へ。
4月10日(種まきから5日後)発芽を確認。
芽が出揃ってきたら、日向へ移動させます。
この頃から、寒の戻りで朝晩寒い日が続きます。日中は暖かくなり一日の温度差が大きいため、寒い時は卵パックのフタをして、暖かくなったらフタを開けました。
4月下旬になると最低気温も上がり、卵パックのフタは不要になったので、切り離しました。
マリーゴールドのポット上げ
発芽して双葉が出た後、本葉が出てきます。
5月4日本葉が2~3枚出揃って来たので、いよいよポット上げです。
20コ種を蒔いたうち、19本が発芽しました。そのうち1本は育ちが悪かったので、18本の苗を植え替えです。
【ポット上げの手順】
① 9cmポットに園芸用土を入れておく(苗を置く分だけ土は少なめに)
② 卵パックの底を押し上げ、根を傷めない様に気をつけながら、スプーンですくいとります
③ マリーゴールドの苗をポット中央にそっと置く(全てのポット)
④ 根が隠れるように土をかけ、安定するように根元を軽く押さえる
⑤ 苗が倒れないように、優しい水流で水やりをする
マリーゴールドのポット上げ後の管理
根が落ち着くまで2~3日は半日陰に置き、その後日向に移動。
マリーゴールド は日当たりを好むので、たっぷり太陽の光に当てましょう。
土が乾いたら、たっぷりと水をやります。苗が育ち蕾が付いてくるまで、もう一息です。
<ポット上げから2週間後のマリーゴールド >
卵パックの種まきのメリットとデメリット
今回初めて卵パックに種まきしましたが、その時に感じたことをまとめてみました。
◎ 温度や湿度管理が簡単にできる
寒い時期の種まきや1日の寒暖差がある時、また発芽後の湿度管理に上手く使えそうです。
◎ 家にあるものを再利用するので、思い立った時にすぐ種まき出来る
◎ お金がかからない
◎ 卵パックは軽いので、移動させるのが楽
◎ 少しだけ種を蒔きたいときに手軽に利用できる
◎ 卵パックが軽いので、風に飛ばされやすい
屋外で使う時は、風の強すぎない場所で管理しましょう。
◎ 土の量が少ないので、卵パックのフタを外した後は乾燥に注意
◎ 土の量が少ないので、早めの移植が必要
初めて卵パックを使って種まきをしてみました。寒さが気になる時期に種まきしたい時などに、手軽に挑戦できるのが魅力ですね。
マリーゴールド 以外の植物でも試してみたくなりました。