クレマチスの花が大好きで、5種類の花色(白、ピンク、紫)と季節が違うものを植えています。その中でも一番のお気に入りがテッセン。白い6枚の花びらと紫色の花芯の対比が上品な感じです。
今回テッセンの挿し木に初めて挑戦しましたので、その経過を書いていきます。
もくじ
テッセンの挿し木が必要な理由
庭にテッセンを植えて、10年以上は経過していると思います。初めのうちは、大きくつるを伸ばすためフェンスに絡めるのが必死でした。花は、一年に一回数輪咲く程度。
なかなか大きくならないなと思っていたのですが、隣にセンニンソウ(仙人草)を別の場所から植え替えたら状況が変わってきました。
センニンソウがグングン伸びてフェンスからさらに上へ。ついにさざんかの幹に絡みつきました。するとテッセンも一緒にさざんかに絡まり、花も年2回たくさん咲くようになったのです。
ところが、花が庭側からほとんど見えないのです。一斉に太陽の方を向いて咲いています。テッセンが植え替えを嫌うことは知っていたのですが、花の向きまで考えず…。せっかく花が咲いているのに、見えないという状況になってしまった訳です。
挿し木に初挑戦
そこで、別の場所に植えるための苗を育てる決心をしました。テッセンの挿しに木に初挑戦です。
私がいつも参考にしているのが
『クレマチス』 金子明人著 講談社
挿し木の方法も紹介されているので参考にしました。
私の持っている本は、2004年版ですが、楽天に金子明人さんの新しいクレマチス本も出ています。評価が高く人気みたいです。
クレマチス 育て方から最新品種まで (別冊NHK趣味の園芸) [ 日本放送出版協会 ]
● 挿し木の時期 4月下旬~8月上旬。
● 今年伸びたつるを使う。
● 先端部や元に近い部分は、活着率が悪いので使わない。
① 清潔な用土とポットを用意する。
いつも挿し木する時は、家にある土をそのまま使うのですが、今回はどうしても成功させたいので菌がいない清潔な土を園芸店で購入。
ちょと気合が入ります。
② テッセンを切り取る。
切り取る時には、節が2つ入るように気をつける。2節のほうが、1節より、活着しやすいらしい。
③ 切り取った枝の下葉は、全て落とす。上葉を少し残す。
④ 30分以上水につけて、水あげをする。(本では、半日以上になっていた)
⑤ 植え付けする。
ポットに割り箸などで穴を開ける。その穴に、そっと水あげした枝を差込み土をかける(枝を直接土に押し込むと、枝の切断面を痛める原因になりやすい)。たっぷりと、優しくポットの底から水が流れ出るまで水をかける。
⑥ 半日陰の風通しの良い所に置き、朝晩水遣りをする。
2ヶ月経った頃どうなっているでしょう。楽しみに待ちたいと思います。