ワスレナグサの小さな花が咲いています。
昨年タネを蒔きポットに植えて冬越しした苗は、2月下旬花が咲き始めた頃、庭やプランターに植え込みました。
花は途切れないで咲き、5月になってもまだ咲き続けています。小さな花で目立ちませんが、自然風の庭にはシックリと馴染みます。
前回種まきからポット植えまで書いたので、今回はポットでの冬越しから5月までの様子を書いてみます。
もくじ
冬越したワスレナグサを定植
ポットでの冬越し
ポットに植え込んだワスレナグサは、南向きの日当たりの良いところに置きました。
11月になると、葉っぱも大きくなってきました。
真冬の間も土が乾いたら水をやりながら、成長を見守りました。冬の寒さに当たった葉っぱは、緑色から赤みを帯びた色に変化。じっと寒さに耐えているように見えました。
2月下旬になると、葉っぱの中心部に蕾ができ、咲き始めたのは1cmぐらいの大きさの青い花。
小さくて冬にはあまり見かけない青色の花を、思わず覗き込んでしまいました。
ワスレナグサの定植
2月下旬、花が咲き始めたワスレナグサ ブルームッツをいよいよ定植します。
冬の間に色々考え、まとめて植え付ける場所と自然に見えるように他の植物と混植する場所をそれぞれ選びました。
[まとめて植えた場所]
草丈50cmまで大きくなるようなので、コンポストを置いていた花壇の後方を選びました。この場所なら、土が肥えているので肥料が必要ないはずです。
株間は30cmなので、4~5株植えようとしたら結構広い場所が必要です。ただ今の苗の状態をみていたら、そんなに大きくなりそうにないような…。
<コンポストの跡地に植えたワスレナグサ の苗>
もう1ヶ所まとめて植え付けたのは、プランターの中。横幅64cmのプランターに3株植え込みました。株間は20cmぐらいで少し狭めです。
[他の植物と混植した場所]
花壇の中に点々と。そして樹木の足元や石の縁にも。植え込める所には試しに色々植えてみました。
庭に植えたワスレナグサ 春の様子
ワスレナグサの成長
2月下旬から咲き始めたワスレナグサ。初めは、葉っぱの中心で小さな花を咲かせていましたが、4月頃になると、茎が伸びてその先端に小さな花をつけるようになってきました。
花が終わった後には種ができて、茎がさらに伸びて、花が上に咲き上がっていきます。小さな花が細い茎の先端で風に揺れる様子は、とても可愛い感じです。
そして種は近くを通った人や動物などに付いて運んでもらう仕組みを持っているんですね。
ワスレナグサ の花(5月)
2月に3株植え込んだ時は隙間が目立ったプランターのワスレナグサ 。本当に株間30cmが必要なのかと疑ったほどですが、5月にはご覧のようになりました。
<プランターで花盛りになったワスレナグサ >
まとめて植えると、ワスレナグサ の青い小さな花々の可愛さが広がります。
そして混植した所も同様に花盛りですが、まとめて植えた所とは違った味わいがあります。
<スイセンノウの隣で咲くワスレナグサ >
我が家の春は黄色やピンク、白色などの暖色系の花が中心ですが、そこに寒色系の青いワスレナグサが加わると、奥行きと立体感が出るような気がします。
<アケボノフウロと黄色い花の間で咲くワスレナグサ >
他の植物と混植してみたら、どの植物とも相性が良く、樹木の足元や石の縁でも違和感ありません。ブルームッツは草丈が50cmぐらいになるので、春に芽生えた他の多年草にも負けないで共存できるようです。
自然な雰囲気が出て、とても気に入ってしまいました。ワスレナグサ は自然風の庭に良く似合います。
<シュウメイギクとワスレナグサ >
主役の花ではありませんが、他の花と組み合わせると主役を引き立たせてくれます。
こぼれ種でも発芽するらしいので、来年も花が咲いてくれたら嬉しい限りです。それとも、こぼれ種を当てにせず来年もタネを蒔こうかな。
初めて出会ったワスレナグサ は、これから和風で自然な庭作りに貢献してくれそうです。