昨年からオカワカメ を育てています。オカワカメは、熱帯原産のつる性多年草で、艶のある肉厚のハート形の葉をしています。食用にも出来ますが、我が家ではグリーンカーテンに使いたいなと思って挑戦中です。
秋に白い花が咲き、冬に枯れたツルを切り取り、株元をマルチングしました。この春には、初めて冬越しした結果が……
もくじ
冬越しの結果と2年目の植え付け
冬越しの結果
地上部を切り取ったオカワカメ の地下部分は、しっかりと枯葉を被せ、その上に土をかけました。
瀬戸内海沿岸で比較的温暖な地方なので、これで冬越しは心配ないと思っていたのですが……
八重桜が咲く頃になっても、芽が出てくる気配がありません。心配になって枯葉をどけてみると、大きな根塊(イモ)が完全に腐って溶けていました。
例年になく氷点下の日が続いたのが影響したのでしょうか。
「今年は、もっと大きく育つはずだったのに」
もうガッカリです。
仕方なく鉢の土を全部入れ替え、新たにオカワカメ のムカゴを通販で購入しました。
2年目の植え付け
そもそもオカワカメ を植えようと思ったのは、まだ一般的に栽培されていない珍しさ以上に、多年草で冬越し出来る(冬が暖かい地方)と言う点があったからです。
これまでゴーヤ、朝顔、夕顔、四角豆、ヘチマなど色々な植物をグリーンカーテンにしました。
それらはどれも、一年草でタネまきからスタート。そして暑い夏を乗りきり秋になると、絡んだツルもネットも毎年取り外していました。
ところが、ある時思いました。
「毎年ネットを外すのは面倒。何か方法はないかな」
「ネットを外さず、冬には枯れて春になると再び芽がでる植物は?」
結局のところ、ネットを外したり、植え替えたりするのが面倒になってきたわけです。
そんな横着をしたい私の希望を叶えてくれそうなのが、オカワカメ だったのです。
今年は、諦めて他の植物を植えようかと一瞬思いましたが、やっぱり諦めきれず、もう一度オカワカメ を植えることにしました。
オカワカメのムカゴを慌てて購入したのが、5月になってから。
「去年より随分小さいな」
嘆いても仕方ありません。ネットに沿って植え付けました。
そして、もう一つ植えたものが……
春に腐ったイモを掘り出した時に、イモの残骸のような小指の先ほどの大きさのイモがいくつか出てきました。
旦那は、そんな小さなイモはダメだから捨ててしまおうと言いましたが、私は捨てきれず取っておきました。その小さなイモも、試しに鉢の手前に植えてみました。
植え付け後の成長と摘心
植え付けたのが、5月。その後なかなか芽が出なくて心配しましたが、6月に入って暫くした頃やっと芽が出てきました。
昨年は、4月にムカゴを植え付け5月中頃には芽が出たので、1ヶ月ぐらいの遅れです。
それでもツルが伸びてネットに巻きついてきます。昨年は、摘心するのが遅れて、上へ上へ伸びて横に広がらなかったので、早めに待ち構えて摘心をしました。
摘心した所から伸びた脇芽は、気をつけて横に誘引するのですが、いつの間にか巻きを解いて上に伸びています。
無理やり巻き付けようとすると、柔らかすぎて折れてしまうことも。
昨年 同様摘心はしたものの、誘引は上手く行きません。
8月になると、3mの高さもない平屋の窓の上まで達して、先端の芽を切るほど伸びました。
ただ全体を見ると、真っ直ぐに伸びて隣との間が空いています。葉と葉の間がスカスカ。
旦那に聞くと今年のグリーンカーテンの出来栄えは、100点満点で55点。厳しい採点ですが、仕方ありません。
昨年よりも発芽が遅かったせいか、葉っぱが小さいのも影響したのかもしれません。
一つ希望が持てたことは、試しに植え付けた小さなイモから芽が出て、しっかり育ってくれたこと。
全部失敗したと思っていた冬越しですが、その一部が生き残っていたのです。
<鉢の手前の2本が、冬越ししたイモから発芽したオカワカメ >
これなら上手にやれば、次の冬越しは成功しそうです。イモは掘り上げて別の鉢に仮植えして、室内で管理する方法もありますね。
ムカゴも植え付けたイモも小さかったので、葉っぱが小さかったのかもしれません。ムカゴやイモが大きく、なおかつ数も多ければ、オカワカメ がまっすぐ上に伸びても窓を覆ってくれる気がします。
今年の日除け効果はイマイチでしたが、来年は窓全体を覆っている姿を想像しながら、地下の根塊を大きく育てることにします。
来年のグリーンカーテンに期待が膨らみます。毎年春に芽を出してくれて、しっかりと光を遮れば、グリーンカーテンとしては文句なしの80点越えになるはずです。
オカワカメでグリーンカーテンに挑戦でもオカワカメ 一年目の記事を書いています。