ペチュニアの挿し芽を鉢上げしました 〜ネコブセンチュウの被害から1年〜

赤紫色と白色のペチュニアを一緒に鉢植えにして玄関先に飾って、毎年春から秋まで花を楽しんでいました。ところが、昨年ペチュニアがネコブセンチュウの被害にあい、慌てて元気そうな部分を挿し芽して、冬越し。

さらに今年再び、挿し芽してペチュニアを鉢上げしました。猛暑にも負けず少しづつ育っています。

この調子なら、秋には植え替えして花を咲かせることができそうです。

昨年のペチュニアの挿し芽の経過

8月の挿し芽〜冬越し前

8月に鉢植えペチュニアがネコブセンチュウの被害にあいました。根がネコブセンチュウに感染しているので、全部諦めるしかないのか悩みましたが、元気が良さそうな部分を切り取って、挿し芽にしました。

鉢植えペチュニアがネコブセンチュウの被害にあって

8月の暑い時期でしたが、10本以上挿して2本発根

10月には、新芽も出て来ました。

冬越し前には、ここまで大きくなりました。

冬越しと春の開花

ペチュニアの冬越しは、室内に取り込むことはしていません。以前使っていた小さなビニール温室のフレームが残っているので、この中にゼラニウムと一緒に入れて、不織布で全体を覆います

置き場所は、敷地の中で一番日当たりが良く、暖かい南向きの軒下です。

どの向きに置くかで、寒さも風当たりもずいぶん違います。今年の冬は寒さが厳しく、同じランタナでも北向きのランタナは、枯れてしまい、南西向きのランタナは生き残っていますから。

南向きがいいですね。

冬は、夏のように毎日は水やりしません。これが、かえってアダとなって、水をあげるのを忘れてしまい、2本のうち1本を枯らしてしまいました

冬の水やりこそ、油断大敵です。

生き残った1本は、春に花を咲かせました。白い花でした。

赤紫色のペチュニアは、絶えてしまいまし

赤紫色がなくなったのは残念ですが、ペチュニアが冬越しできて、株を更新したことを、まずは喜びたいと思います。

ペチュニア 梅雨時期の挿し芽

6月の挿し穂

白い花が咲いたので一安心しましたが、また何か不測の事態が起こるかもしれません。

そこで梅雨の時期に挿し芽をしました。今回は、緊急に8月に挿した時とは、条件が良いはず。

<挿し芽の方法>

① ペチュニアの茎を5~7cmぐらいの長さに切る(節の下で切ると節から発根しやすい)。

② 上の葉っぱ2枚だけ残して、他の葉は切り取る。

③ 切り口は、清潔な鋭利な刃物(カッターなど)でスパッと切る(切り口がキレイになる)。

④ 水につけてしっかり給水させる。

⑤ 給水させた赤玉土に割り箸などで穴を開ける。

⑥ 挿し穂をそっと入れ土を押さえる。

⑦ 半日陰で、水遣りしながら管理します。

挿し芽に使ったのは、昨年挿し芽が成功した赤玉土です。色々な植物を挿してみて思うのは、植物によって好む土が違うのでは?ということ。

植物に合った土を選べば、挿し芽挿し木の発根率は上がるかもしれません。

7月の鉢上げ

6月14日に挿し穂して、7月6日に鉢上げをしました。3週間で新芽が出ている状態です。ちょっと早いかなとは思ったのですが、これから暑くなりそうだったので、暑くなる前に行動することにしました。

ポットから出してみると、やっぱり根張りはイマイチでした。

根を痛めないように1本づつポットへ。

鉢上げして1週間もすぎると、根が落ち着いたのか、葉が少しづつ大きくなって来ているのがわかりました。

いよいよ半日陰から日向に移動させる時が来たようです。

南向きの日向に移動

そこで東向きの半日陰から、南向きの軒下に移動させました。

日当たりが良くなると、成長スピードも早まるようです。葉が大きくなり、蕾もつきました

でもこの時期に花を咲かせると、花に養分を取られ大きくならないので、蕾は摘み取ります

さらに株を大きくしたいので、先端の芽を止めて、脇芽を出させて行きます。

猛暑にも関わらず、ペチュニアは元気です。これからもピンチ(摘心)を繰り返して、株を大きくしたいと思っています。

<8月中旬のペチュニア>

秋には植え替えして、花が楽しめるかも。

暑い夏は、花は諦めて、大きく育てることに専念することにします。以前のこんな姿を目指して。