昨年の8月。実ったイチジクの実はカラスに食べられ、幹はカミキリムシの被害にあいました。どうしようか悩みましたが、実を諦めることに決め、思い切っていちじくを切りました。
まさにダブルパンチを食らった気分でした。あれから約一年。イチジクも負けてはいません。強い生命力を見せつけて、復活の気配です。
そこで、被害にあってからの経過をまとめました。
もくじ
夏の剪定から次の春まで
夏の剪定直後〜秋
切ってはみたものの、その姿を見るのは忍びない感じでした。全ての枝がバッサリと切られ、残っているのは、高さが半分になった太い幹だけ。
「これで本当に復活するのだろうか」申し訳ないようで切り口を眺める日々でした。
しばらくすると、切り口がら樹液が流れ出してきました。写真は撮り忘れましたが、ちょっと黄色っぽい気がしました。結構な量だったような…。
もうこのまま様子を見るしかありません。夏が終わり秋になると、切り口の周りに緑色が見えてきました。
葉っぱが出てきたんです。団子状態の葉っぱが、切り口の周りに付いています。葉っぱが出てきたので、ホッと一安心です。
イチジク春の芽吹き
冬の寒さで葉を落としたイチジクですが、春になり芽吹いてきました。勢いよく枝を伸ばして、密集しています。
「これは復活の兆しでしょうか」
葉っぱが大きいので、葉が混み合うと風通しが悪くなりそうです。そこで、葉の数を減らすためにも枝を整理することにしました。
イチジク春の仕立て直し
5月、枝を整理して仕立て直しました。
枝が沢山ありすぎて、どれを残したら良いか分かりにくかったので、取りあえず残したい枝に印をつけました。
<白いテープを貼った枝>
こうすることで、全体のイメージが掴みやすくなりました。
足元近くの枝は切り落とし、全体の姿を眺めながら、1本づつ切って最終的には、7本の枝を残しました。
最初から比べると、随分スッキリして風通しがよくなりました。
今度こそは、カミキリムシの被害に合わないように、日々の観察を忘れないようにしようと肝に命じたのでした。
夏にカラス対策の防鳥ネット張り
家庭菜園に植えた苗の実りを迎える夏。我が家でもミニトマトが豊作です。ところが、もう少し色づくまで待とうと思っていたら、カラスがやって来て、実をつついて落としてしまいます。
食べたいのか、突くのが面白くて遊んでいるのか。時には、別の場所で食べたキュウリの残骸を落として行くこともありました。
イチジクも順調に育ち、大きな葉の下には小さな実が付いています。今年は無理かなと諦めかけていたのですが、にわかに希望が湧いて来ました。
「このままでは、カラスに食べられてしまう」
そう思って、カラス対策を調べてみました。みなさん色々工夫されているようですが、今回はナイロン糸(テグス)と防鳥ネットを張る方法のどちらかにしようと思いました。
ただテグスの張り方は、分かりずらかったので、最終的には防鳥ネットを張ることにしました。
早速ホームセンターで防鳥ネットを購入。4m×5mの1cm角の網目タイプで色はグリーン。価格は2000円ちょっとでした。
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「この金額を出すなら、いちじくを買った方がいいかも」とボヤキながらも、旦那と作業を開始。
イチジクの高さは、1m70cmぐらい。幹周りは、2mです。
作業手順
① イチジクにネットを被せて、高さと幅を確認する。
② ネットの上辺をナイロンひもで、とじ合わせる。
③ 支柱を立てる(2本の予定でしたが、安定させる為に3本に変更)。
④ 支柱の先端にペットボトルを差し込む。
⑤ とじ合せたネットを被せる。
⑥ ネットを石で固定する(隙間から入られない為)。
⑦ 入り口を確保する(入りやすいようにクリップで止めておく)。
防鳥ネットを張り終えた姿がこちら。
張ってみるとネットに余裕がなく、少し葉っぱが窮屈な所がありますが、イチジクには少し辛抱してもらうしかありません。
暑い最中の作業だったので、旦那も2mの支柱を畑に打ち込むのに相当苦労したようです。
ここまでしたら、イチジクへの期待は強くなるばかりです。防鳥ネットが効果を発揮して甘い実が食べられますように!