夏においしい枝豆が食べたくなって、タネをまきました。家で取れた枝豆は、最高です。取ってすぐ調理すれば、そりゃおいしいに決まっています。
枝豆栽培2回目に挑戦したので、家庭菜園に植えた8株の枝豆70日間の成長記録と少量を栽培するコツをまとめました。
たくさん植える場所はないけど、ちょっとだけ植えてみたい時に、読んでみてください。
もくじ
枝豆の種まきと植え付け
今回買ってきたタネは、早生枝豆。発芽温度が20〜30℃で収穫までの日数が70〜80日。家庭菜園で育てやすく、比較的早く収穫出来る種類です。
種まき(4月)
枝豆のタネをまくには、直播きとポット播きがあります。
直播きは、畑などに直接タネをまくことですが、前回鳥にタネを食べられてしまったので、今回はポット播きにしました。
ポットに園芸用土を入れたポットに、タネを1〜2こ指で押し込んで土をかけます。
ポットは、日当たりの良いところで管理します。
種まきを1度に行うと、収穫時期が一斉になってしまいます。そこで種まきの時期をずらすと、少し長く枝豆の収穫を楽しめます。
今年は、最初の種まきから二週間して、もう1度種まきしました。残った種は、冷蔵庫で保管します。発芽率は下がるでしょうが、来年の種まきに使えると思います。
時期をずらして何回か種まきする⇨収穫期間を伸ばせる
枝豆の植え付け(5月)
タネを植えて7~10日ぐらいすると発芽してきます。その後フタバが出て、次に初生葉(フタバの次に出る葉っぱ)が出てくると、いよいよ植え付けの時期です。
今回ポットにまいた枝豆の発芽率は50%ぐらいでした。土の中で腐ったり、芽は出てもそれ以上大きくならなかったものがありました。
それでは、植え付けをして行きましょう。
まず、畑にポットを置いて位置を決めます。畑は狭いけれど、種類をたくさん植えたいので、畑の端に横一列に8本植えました。株間は、30cmぐらい。
ですが旦那は株間を気にするでもなく、テキトウに植えていました。
土寄せ
植え付けて暫くすると、苗が大きくなったなと感じます。その時には、土寄せをします。枝豆の根元に土をかけて株を固定します。こうすると、根張りが良くなり、株が安定してさらに成長してくれます。
枝豆は、実がつくと重みで倒れやすくなるので、花が咲くまでに何回か土寄せをします。
摘心
本葉が5枚ぐらいになった頃、頂芽を止めると実付きが良くなります。
今回は早生枝豆なので、背丈が高くならず摘芯はしなくても良いようです(晩生枝豆は背丈が高くなるので摘芯する)。
なので、摘芯するのとしない株の両方を試してみました。摘芯方法は、先端の小さな芽を手でつまんで切り取るだけ。とっても簡単です。
枝豆の収穫
収穫の方法と収穫量(6月)
白い花が咲いた後、さやが出来て実が少しづつ大きくなってきます。
収穫までの日数が70〜80日なので、実が太ってきた頃合いをみて収穫します。
1回目は、最初に植えた2株を株ごと収穫。
2回目は残った6株の中で、良く実が入ったものだけ取り、株は切り取らず残しました。
こうすることで、何回か実入りの良いものを収穫することが出来ました。
マルカメムシが付きましたが、農薬は使わずそのまま収穫しました。テントウムシもいました。
<マルカメムシ>
<テントウムシ>
ムシに食べられた跡があっても、家庭で食べるので見栄えの悪さは気にしません。
取れた量は、1回目に抜いた2株でこれだけ。
ちょっと少なめでしょうか。でも、採れたてをすぐ湯がいて食べられるのは、最高です。
摘芯と土寄せの結果
摘芯したものとしなかったものを比べてみましたが、背丈や収穫量に大きな違いはありませんでした。早生種は、やっぱり摘芯の必要はないのかも。
土寄せは、結局3回以上したと思います。でも実が大きくなってくると、重さに耐えかねて傾いてきました。やっぱり土寄せはしっかりとした方が良さそうです。
枝豆の根には根粒菌がついています。この菌が働くことで、枝豆は痩せた土地で良く育つんです。根粒菌が植物の生育に欠かせない窒素を供給してくれています。
<根粒菌によって作られた枝豆の根の根粒(丸く膨らんでいる部分)>
おかげで肥料を入れなくとも、我が家でも収穫までこぎつけたという訳です。
さらにムシがつくことを気にしなければ、無農薬で育てられます。栽培期間も3ヶ月弱なので、とても育てやすい野菜だと感じています。