アケボノフウロを育てて 自然な花壇づくりが進行中

アケボノフウロの花が花壇の一角で咲き始めました。花は、数日で萎んでしまいますが、また次の花を咲かせてくれます。

花が緑の中にポツポツと咲くので、自然な雰囲気です。

3度目の正直で植えたアケボノフウロで、ただ今自然な花壇づくりが進行中です。

アケボノフウロはどんな植物?

アケボノフウロは、フウロソウ科フウロソウ属の植物。日本には、10数種が自生しています。

チシマフウロ、ヒメフウロ、イヨフウロイブキフウロハクサンフウロなど、地域の地名のついたフウロが多いようです。

フウロソウは、ゲラニウムとも呼ばれる宿根草です。ゲラニウムは、高温多湿に弱く、夏が冷涼な地域ほど栽培に適しています。

その中で、比較的に暖地でも栽培しやすいのがゲラニウム サンギネイム(アケボノフウロ)です。比較的暑さに強く丈夫な性質です。

ところでゲラニウムという名前によく似た名前は?

そうです、ゼラニウム

旦那は、ゲラニウムとゼラニウム二つの名前を聞くと、どれがどれだかわからなくなると嘆いています。

確かに名前が似ています。

ゼラニウムは、初めゼラニウム(ゲラニウム)属に分類されていたのですが、後に別の属(ペラルゴニウム属)に分類されることに。ところが流通名は、昔から親しまれたゼラニウムのまま。

そこで、ゲラニウムゼラニウムという別々の植物が存在することになったようです。

旦那が混乱するのも、仕方がないですね。

アケボノフウロと花壇づくり

フウロソウを育てたいと思ったのは、山で見たフウロソウの愛らしさに惹かれてからです。

以前休みの日を利用して近くの山に登ったり、年に1~2回ほど2000m級の山に出かけていました。

山で出会ったのが、フウロソウ科のゲンノショウコハクサンフウロの小さな花です。

山は、日光過敏症になって顔のかゆみが出るようになって、行かなくなりました。

でも山に行かなくなってからは、フウロソウを自分の花壇に植え付けて、自然な雰囲気を楽しみたいと思うように。

まずは園芸店や通信販売で、好みのファエウム(クロバナフウロ)ジョンソンズブルーを買って植え込みました。

<ジョンソンズブルー>

植えたのは、花壇の一角。午前中は日が当たり、午後から建物の陰になる場所です。

1年目は、何とか過ごし2年目に少し花が咲き…。3年目になるとだんだん姿がなくなり、ついには消えてしまいました。

うまく行きません。

そこで、丈夫で育てやすい点を第一に考えて選んだのが、アケボノフウロ。3度目の正直です。

植え付けて2~3年は、株は存在するものの花はあまり咲かず。少しづつ株が大きく広がってきたなと感じたのは、5年目ぐらい経った頃です。

花もポツポツと咲いており、一つの花が終わっても次の花が咲き、から初夏にかけて花が見られるようになってきました。

アケボノフウロは、環境に適応して育ってくれました。

現在の姿がこちら。

横に広がって行き、他の植物と混在しています。

スッと伸びた細い葉は、チカラシバ(イネ科の多年草)。道路脇から、1株持って来て植えました。雑草と呼ばれる植物ですが、自然な雰囲気づくりに役立っています。

特に増えすぎて、暴れることもありません。

アケボノフウロより背が高い黄緑色の葉は、オカトラノオ。自然な雰囲気を出したくて1株植えたものが、地下茎でドンドン増え、今年はアケボノフウロの側まで進出して来ました。

自然任せにしていたら、オカトラノオだらけです。今年は、7月頃に花が終わったら、株の整理をするつもりです。

その他に植え込んだのは、ノギクワレモコウ

そして勝手に生えてくるドクダミカタバミヒルザキツキミソウと同居中です。

アケボノフウロは、全くの放任です。花が終わった後の手入れもせず、肥料も入れたことはありません。積もった落ち葉が、肥料がわりでしょうか。

背も高くならないので、切り戻しも必要ないので助かります。

アケボノフウロのお陰で、濃いピンクの花が楽しめ、花壇は小さな草はらの雰囲気に近づいて来たような気がしています。

今年は、ピンク色のアケボノフウロと白色のオカトラノオが一緒に咲く姿が見れるかもしれません。

アケボノフウロは、自然な花壇づくりに欠かせない植物になっています。

手をかけずにフウロソウを育てたい方には、オススメですよ。