今年もイースターカクタスの花が咲いてくれました。
去年何となく葉っぱに元気がなくなったように見えたので、花が終わった5月にひと回り大きな鉢に植え替えて、1年が経ちました。
もくじ
イースターカクタスの植え替え
初めて出会ったのは、30年前。職場の同僚にもらった1株で、まだ小さく花も咲いていませんでした。
「クリスマス頃に咲くサボテンよりも葉っぱが小さいんだな」
その程度の印象しかありませんでした。
育ててみると、なかなか大きくもならず、花も咲いてくれず。
育てるのも大変だと思って、花好きの母に譲りました。
それから20年以上経って、縁あって再び我が家へ戻ってきました。
今では代を重ね、出会いから30年の付き合いとなっています。
イースターカクタスの切り戻し
5月花が終わった後に、形を整えるために切り戻しをします。
全体の形を見ながら、葉をつまんで回すようにしながら2節ぐらい引っ張って取ります。
イースターカクタスの植え替え
去年の花後、何となく葉っぱに元気がありませんでした。
こう付き合いが長くなってくると、枯らす訳にも行きません。
そこで切り戻しをして全体がコンパクトになった後、思い切って植え替えをしました。
【用土】
市販のサボテン、多肉植物の土
我が家へ戻ってきてから、花は咲きますが思うように大きくなりません。
「これは土が合わないのだろうか?」そう思って、あっさりと市販の土に代えました。
それ以来土の心配はしなくてよくなり、ホッとしています。時に、手抜きは必要です。
【植え替え時期】
花が終わった5月末
【植え替える鉢】
用意したのは、口径18.5cm高さ18cmの陶器製の鉢です。今までの鉢に比べると、容量と高さ共に2倍以上のサイズになります。
葉が垂れ下がった先に花が付くので、高さのある鉢にしました。
鉢から出してみると、あまり根が張っていませんでした。やはり小さな鉢では、限界だったようです。
<植え替える前の鉢の様子>
植え替えて1ヶ月もすると筋が目立っていた葉が、厚みを増し先までピンと張ってきました。
植え替えで、元気を回復してくれました。
イースターカクタスの挿し芽
花後の切り戻しの時に切り取った節は、挿し芽に出来ます。
挿し芽用土に植えつければ、1ヶ月ぐらいで発根してきます。
去年植え替えをした時には、もっと手軽に切り取った節を鉢の中に挿しておきました。
1年経って見たら、2つは根が出て育っていました。
このまま育てても良いのですが、周りの株が大きすぎるので、別の鉢に移そうと思っています。
イースターカクタスの育て方
イースターカクタスは、イースター(復活祭)の頃に開花することに由来する名前のようです。
付き合いは長いですが、花の名前を知ったのは、10年ぐらい前。それまでは、漠然と『サボテン』と言っていました。
シャコバサボテンより、花の時期が遅いとは思っていたのですが、イースターの頃に開花すると書いてあるのを見て、花の正体がわかったようで妙に納得しました。
育て方を読んでみると、
『屋外の半日陰で育て、霜が降りる前に室内に取り込む』
そう書いてあることが多いですね。
でも私は、鉢を出したり入れたりが面倒なので、ずっと室内に置いています。
ここからは私の主観ですが、イースターカクタスはシャコバサボテンより、気難し屋?
私の中では、シャコバサボテンより、育て方の難易度が高い様に感じました。
イースターカクタスの管理で1番悩んだのは、置き場所の選定でした。
室内の置き場所を何度変えたことか。日当たりが一番重要なのかもしれません。
東向きの窓辺に置いても、成長が遅く花付きも悪い。西向きでは日当たりが強すぎ。
南向きの縁側、カーテン越しの陽が差し込む机の上(外気との温度差が少ない所)に置いたら、少しづつ成長しはじめました。
シャコバサボテンよりも葉が小さめなので、ある程度の大きさになるまで随分時間がかかってしまいました。
ある程度の大きさになると、花付きも良いですね。淡いピンクの3cmぐらいの花を下向きにたくさん咲かせています。
花芽を分化させるためには、11月から12月に霜に当てないように5℃ぐらいの低温に当てることが必要なようです。
我が家では縁側に置きっぱなしですが、毎年花が咲いてくれるので、それなりの低温になっているようです(縁側は床板1枚だけで、縁の下は風が通り抜ける状態)。
おそらく冬も、最低気温5℃をギリギリ保っている室温です。
そんな寒さですが、イースターカクタスは気に入ってくれたようです。
南向きなので、カーテン越しの柔らかい光が入ります。
後は、ほぼ週に1回水やりをして、年に2回ぐらい肥料を入れるだけです。病害虫を気にしたことは、ありません。
常緑多肉植物は、室内に緑を提供してくれて、思った以上の可愛い花を咲かせてくれます。
イースターカクタスの管理
- 多肉植物にあった土を使う
- イースターカクタスの好む環境に置く
何だか、当たり前といえば当たり前のことですが。
私は好む環境を見つけるのに時間がかかってしまいました。でも、この2点に気をつけたら毎年花を見せてくれるはず。
これからも株を更新しながら、長く付き合いたいと思っています。