ムカデに噛まれた時の対処法

 

梅雨になり、湿度が高くジメジメしてくると、出会いたくないのにムカデと遭遇することが増えてきませんか。

外に置いたプランターを持ち上げた時や、落ち葉を集めている時。ひょっとしたら、室内でも…。

急に出会った時どうすればいいか。そして万が一噛まれたら…。

就寝中ムカデに噛まれた苦い経験のある私が、ムカデの対処法と実際の体験談をお話します。

ムカデに噛まれたら まずすること

ムカデに噛まれると激しい痛みがあり、その後時間がたつごとに赤く皮膚が腫れてきます。そこで噛まれた直後の応急処置が大切になるのですが、調べてみると真反対の二つの方法があります。

患部を冷やす vs 患部を温める

一つは、古くから医学書にも出ている患部を冷やす方法。血流を押さえ、毒が広がるのを防ぐものです。

もう一つは、最近登場した温める方法。患部に42度以上の温水をシャワーで10分以上かけます。ムカデの毒はたんぱく質で、熱に弱い性質を利用したものです。ただ、その医学的な根拠はまだ解明されていないとのこと。

ムカデに噛まれた後に、冷やすのか温めるのかは、医者によっても意見が違うそうです。みなさんは、どうしてますか。最善の方法は、とにかく医療機関を受診することです

絶対に口で毒出しをしてはいけない

ムカデは頭部にある顎肢(足)で挟み込み皮膚を傷をつけて、毒を塗りつけます。
毒を口で吸い出そうとすると、自ら毒を口に入れるたのと同じこと。口内が腫れたり、悪寒や嘔吐、気道閉塞の危険さえあります。絶対口で吸い出すのは止めましょう。

毒出しに便利な器具

私は就寝中に2回ムカデに噛まれたことがあります。

ムカデは夜間に活動するので、ムカデの進路を邪魔する所に寝ていたようです。

一回目は、20歳の時。そのまま放置していたら、激しい痛みと共に右腕が2倍に腫れあがり、熱もでました。

2回目は、10年以上前。その時は怖くなり、次の日に慌てて病院に行きました。そのおかげで一回目よりは、腫れも痛みも少なくてすみました。

2回も噛まれると、恐怖心が強くなり、また出てきたらどうしようかと心配で安心して眠れません。

そこでムカデ対策になる物を探している時、東急ハンズでポイズン リムーバーを見つけました。

蜂・蚊・毒虫に刺されたらマウスピースを傷口に当て、吸引作用で毒液や毒針を抽出する器具です。その後「わしに、虫は寄ってこん」と豪語していた旦那が噛まれた時、試しに使ってみました。

噛まれて動き回ると体内へ毒が拡散しやすいので、まずは安静にすること。

説明書によると、噛まれた2分以内にポイズン リムーバーを使って応急処置すると、効果的だということです。

患部に圧をかけて吸引して、毒を絞りだします。何回か吸うと少量の血の混じった体液が出てきました。それをふき取り、消毒して様子をみました。

すると旦那はそれ以降の痛みは薄らぎ、ほとんど腫れませんでした。病院にも行く必要はありませんでした。ムカデには、効果があったようです。

それ以来ムカデの季節は、 ポイズン リムーバーをすぐそばに置いて寝ています。

また夏場のキャンプなど屋外に出掛ける時に、携帯すれば役立ちそうです。

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室内でムカデを見つけた時の対処法

室内でムカデを見つけたら、驚いて大きな声を出してしまいそうです。ムカデは、大きな声を出すと驚いて逃げてしまうので、まずは落ち着きましょう。

私の家ではムカデのいる場所を確認したら、急いでムカデ退治道具を台所に取りにいきます。驚かせなければ、ムカデはゆっくりと動いています。

使う道具は、ムカデを捕まえる火ばさみ熱湯です。

素早く戻って火ばさみで捕獲。そのまま流しに持っていき、用意した熱湯をかけます。逃げようとしてうまく捕獲できない時は、何かで押さえつけ、その場でお湯をかけます。お湯は、殺虫剤と違って害がなく、すぐ拭けるので安心。

一人では、ムカデを見失うこともありえます。周りに誰かいれば協力してもらい、一人がムカデを押さえ、もう一人がお湯を準備すれば万全です。

夏場の台所は、いつでも満タンの電気ポットと火ばさみがスタンバイしています。

最近ホームセンターでは、ムシを瞬間冷却して退治するスプレー(殺虫剤不使用)も売られています。試しに買って使ってみましたが、確かに一瞬で凍ってしまいました。ただしっかりスプレーしないと、一撃で退治するまではいかないような…。

そこでムカデを凍らせた後、最終的に流しで熱湯をかけて退治しました。これなら、もっと素早く対応出来るかもしれませんね。

室内でムカデに素早く気付くための工夫3つ

床に物を置かない

ムカデの季節には、家の床面に脱いだ服や小物などを置かないことです。湿り気のある所にムカデは寄ってきますし、床に物があるとムカデの姿が見えないからです。

寝具は薄い色を選ぶ

ムカデは、夜活動します。寝具の色が濃い色だったら、ムカデを識別しにくくなります。パッと見てわかるように寝具は、明るい色がおすすめです。

実は天日に干した毛布に寝ていたら、ムカデに噛まれたんです。どうやらフェンスに干した時に、下の草に隠れていたムカデを連れて入ったのかと。その時の毛布は、赤茶色だったんですよね。

履物も実は要注意

勝手口に置いた履物の中にスーと足をいれると、何やらザワザワします。

咄嗟に慌てて足を引くと、ムカデが慌てて逃げ出しました。もう驚いたのなんの。言葉も出ず固まってしまいました。

実は、履物の中は暗くて湿気がある場所。ムカデが好んで隠れていたようです。

それ以来、濃い色の履物は、中を確認して足を入れるようになりました。

ムカデには、出会いたくありませんよね。たぶんムカデも人間に出会いたくはないでしょう。急な出会いに驚いて、逃げるために噛みつくのでしょうから。

今回は、ムカデに噛まれた時の対処法を書きました。5年前からムカデを家に近づけない予防ため、逃げまんねんというムカデの忌避剤を使っています。良かったら、その記事も見てくださいね。

詳しくはこちらへ

→ ムカデの忌避剤を設置しました