秋植えジャガイモを植え付け 収穫が出来たのは幸運な偶然のおかげ

秋の家庭菜園には、大根スナップエンドウ冬菜の野菜たちを植えました。

大根は食べられるまで成長しましたが、スナップエンドウは鳥に食べられたのか芽が出ず。冬菜は成長が遅く味噌汁の具にするのが精一杯な様子です。

そんな家庭菜園に、初めて秋植えジャガイモを植えてみたのですが、その結果は…。

秋にジャガイモを植え付ける

種イモを買う

ジャガイモを植えようと思ったのは、8月下旬ホームセンターで種イモが売られているのを見た時。そう、単なる思いつきでした。

でもこの時は、旦那が種イモが大きすぎるのが気に入らなかったようで買わずに帰宅。

再びホームセンターに種イモを買いに行ったのは、9月になってからです。

ジャガイモといえば男爵やメークインが有名ですが、秋植えジャガイモの名前は知らないものばかり。

 

後から知ったのですが、ジャガイモには休眠期間があり、休眠期間の長い男爵やメークインは秋植えには向かないんだとか。上手く生育しないんですね。

それで男爵やメークインは売ってなかったんだと納得しました。

秋植えに適しているのは、ニシユタカデジマアンデスレッドなど休眠期間が短く、早く発芽するもの。

ホームセンターで買ったのは、小ぶりでちょっと赤っぽい種イモでした。品種名は書いてあったと思うのですが、名前をはっきり確認したのは収穫してから。

その色合いと大きさから『アンデスレッド』だとわかりました。

植え付けと芽かき

種イモを買ってしばらく経った9月下旬。「そろそろ植えた方がいいんじゃない」ということで、やっと植え付けることに。

 袋から種イモを出してみると、かなり小ぶりな大きさ。旦那と二人で「切った方がいいかね。どうする?」と相談した結果、植える場所も狭いし切るのも面倒だから、そのまま植えようということになりました。

 そこで、13個のジャガイモは穴を掘ってそのまま植え付けました。

 

 10月になり順調に芽が出てきたので、春植えと同じように芽かきをして、慎重に太くて丈夫そうな茎を1本だけ残しました。

ジャガイモの収穫

順調に大きくなって行きましたが、12月に入ると茎がうなだれて元気がなくなっているようです。

 

「おかしいな。どうしてだろう?」と思い、ネットで秋植えジャガイモを調べてみると、

 9月上旬に種イモを植え付けて、霜が降りるまでには収穫すると書かれているではありませんか。

 「えっ、そんな!」

 恥ずかしながら、収穫は来春だろうなんて思っていたので、大慌てです。冷静に考えれば冬を越すはずもなく…。

 結局花が咲いたことも知らぬまま、収穫してみることになりました。

 恐る恐る一株だけ周りの土を掘ってみると、小さなジャガイモが出てきました。

 

<こんな花が咲いたのかな?>

「やっぱり花が咲いたんだ。収穫がゼロではなさそう」

 

こうして収穫を終えてみると、小さなジャガイモが40個あまり

 一つの株に食べられそうな大きさのイモが3個ぐらい付いていた計算になります。

 

種イモもまだそのままの形で付いていたので、もう少し早く植えたらもっと大きくなっていたかもしれないと反省。

 旦那は、収穫量が少ないので「情けない」と言ってましたが。

ジャガイモの貯蔵

ジャガイモは、光に当てると緑色になり毒素ができてしまいまうので、土を落として倉庫で保管します。

12月は、例年より寒い日が多いので、新聞紙に包んでダンボール箱に入れました。寒さに耐えたジャガイモは甘みが増して美味しくなるようです。

アンデスレッドの皮は赤紫色ですが、切ってみると中身は黄味がかっています。初めておでんに入れて食べたら甘みもありました。この調子なら小さなイモなので、すぐ食べきってしまいそうです。

初めて秋にジャガイモを植えて

 終わってみれば、収穫までなんとかこぎ着けたのは、幸運な偶然が重なったおかげと言えます。

 収穫量が少なかったとボヤいたけど、一つ間違えたら収穫はなかったかもしれません。

もし、もう少し遅く植えていて、霜が降りるまでに収穫することに気づかなかったら…。

いつ植えるのが適期かも確認せず、しかも収穫時期を全く勘違いしていたわけです。

もし、植え付けるジャガイモを半分に切って、イモを傷めてしまったなら…。

秋植えの種イモは切らずに植えた方が良いと言うことは全く知りませんでした。

まだ気温が高い時期に切って植えると切り口が傷みやすいようです。 

 

偶然にも切らずに植え、収穫時期を知って慌てて掘ったから、収穫できたようなもの。 今回収穫できたジャガイモは、まさに運任せの産物。ラッキーですよね。

それでも、収穫量に納得できない旦那は春にまた挑戦する気でいます。

<これぐらい採れたらいいな>

今度は運頼みでなく、もう少し上手に作りたいねと二人で話しているところです。