梅雨になると、たくさんのアジサイが咲きます。
現在では品種改良され、その種類は3000種を超えているようです。もともとアジサイの原種は、日本のガクアジサイ。
それがヨーロッパやアメリカなどで広く栽培され、たくさんの種類が作り出されたんですね。
豪華なセイヨウアジサイもいいですが、私のお気に入りは、日本に自生するヤマアジサイです。
今回そんなヤマアジサイの一種、アマチャの植え替えをしたので紹介します。
もくじ
ヤマアジサイ アマチャ
アマチャは、ヤマアジサイの一種で本州の林に自生する高さ1~2mの落葉低木です。 アマチャの葉は、発酵させ自然乾燥させると甘味が出て、お茶にすることができます。
4月8日に行われる花祭り(仏教でお釈迦様の誕生日を祝う祭り)では、お釈迦像に甘茶をかける風習があるようです。
アジサイを植えたのは、10年以上前のこと。アマチャの名前の由来も花祭りで甘茶をかけることも、全く知らないことでした。
自然なたたずまいと素朴な花が好きで、あまり大きくならないのも、庭植えにはピッタリでした。
アマチャの植え替え
程よい高さと樹形を保っているアマチャが、10年経って種を飛ばしたのでしょうか。アマチャの近くに植えている千両の足元に、去年芽が出ているのをみつけました。
抜こうかどうしようか迷って、そのまま放置。それが4月になり庭に出てみると、アマチャの苗は、10cmにも成長し新芽も出ていました。
千両の足元は、いつも芝刈り機で草を刈ってしまうので、そのままにしておくことはできず。
ムクゲの足元に植え替え
今育てている場所は、午前中日が当たる半日陰。その条件に似た場所がいいなと思い、ムクゲの足元に植え替えることに。
ムクゲの足元では、シュウメイギクとツワブキが育っています。
*植えつける穴を掘る
ツワブキを切り取り、場所を決めます。積もった落ち葉をどけ、苗の根張りより大きめの穴を掘ります。ムクゲの根が張っているので穴にかかるところは、カット。
*穴にたっぷりと水を入れる
*苗を植え穴に置く
苗を好みの向きにし、地面の高さと苗の位置を確認。低い時は、土を埋め戻す。
*苗を固定したまま、土を入れる。自然な状態で育ってほしいので、あえて肥料はいれません。
*落ち葉をかけて完了
種から育てたアジサイの花が見れるのは、3~4年後のようです。普段気が短い私ですが、花に関しては待てるんですよね。気長に待ってみましょう。
自然受粉なので、花色がどうなるかも楽しみです。