キチジョウソウは自然な日陰のグランドカバー ヤブラン、ジャノヒゲとの比較




 庭にキチジョウソウを植えて10年以上になります。そして今年も花が咲いたのを見つけました。 主役ではない脇役の植物ですが、キチジョウソウは花が咲いたら幸せが訪れると言われているんです。

  和風の庭によく使うヤブランやジャノヒゲとどこが違うのかも書いてみました。



 キチジョウソウとは

 

キチジョウソウ』名前を聞いても、どんな植物か知らない方が多いのではないでしょうか。

 

私も庭に植えるまでは、その植物を見たこともなければ名前も知りませんでした。

 

  • 漢字で書くと吉祥草。
  • スズラン科の常緑多年草。
  • 地下茎が長く伸びて広がり、細長い葉が根元から出る。
  • 原産地は、日本(本州関東地方以南の暖地)と中国。
  • 草丈 25cm。
  • 病害虫が少なく丈夫。
  • 剪定は、あまり必要ない。
  •  暗い日陰にも耐える。
  • 10~11月に小さな淡紫色の穂状の花が咲く。

 

日本に自生する和風の庭に使われ、冬も緑を保つ丈夫な植物です。漢字で書くと、めでたい名前だとわかります。



ヤブラン、ジャノヒゲとの比較

 

キチジョウソウは、ヤブランやジャノヒゲと同じユリ科。常緑で葉の形や半日陰を好むところも似ています。

 

草丈は、ヤブランとジャノヒゲの中間ぐらい。葉色は、濃い緑色のヤブランより明るい黄緑色をしています。

<ヤブラン>

 

キチジョウソウ>

ヤブランやリュウノヒゲは、土留めに利用されるぐらいしっかりと根を張りますが、キチジョウソウは、もっと簡単に掘ったり、株分けすることができます。

 

ヤブランのように前年の葉を切り取る必要もなく、一度植えたらほとんど手がかかりません

 

ただし、地下茎がよく発達し、その先に子株ができるため離れたところに株が伸びてくることがあります。どんどん増えて予定の所を超えて広がってしまうことがあるので御用心。

 

我が家でも芝生との境界に埋めた木枠からはみ出して広がっています。

 

ヤブランやジャノヒゲに比べて、株が重なったりまばらだったりと、より自然な印象です。

 

 秋には淡紫色の花が咲きますが、葉っぱの陰に隠れて目立ちません。でもこの花は、めったに咲かないが、咲いたら幸せが訪れるという言い伝えがあるようです。

 



キチジョウソウのグランドカバー

 

 キチジョウソウとの付き合いは、10年以上になります。明るい葉色に惹かれて庭の樹木の下、半日陰になる2箇所に分けて植え付けしました。

 

1箇所は、北向きのアズキナシやトキワマンサクの足元。もう1箇所は南西向きのコナラやシラカシの足元。

 

<北向きの場所>

 

<南西向きの場所>

10年以上経ってみると、その2箇所にはハッキリとした差が出ました。北向きの場所に植えたキチジョウソウは、増えて広がり、南西向きの場所では他の植物に追いやられ数が減ってしまいました。

 

 キチジョウソウはとても丈夫で病害虫も見たことがありません。

 

南西向きの場所の数が減った理由を考えてみると、おそらくコナラなどの根が張ってしまい、思うように地下茎を伸ばすことができなかったのではないでしょうか。

 

夏には遮光をするので日差しの強さが原因ではないと思います。

それでもイカリソウやアシュガなどと混在した様子もいいものです。

 

 増えたり減ったり、どちらにしても自然な感じを醸し出しているので放任しています。今まで全く手をかけていませんが、グランドカバーに一役買ってくれています

 

 ヤブランやジャノヒゲは、株が増えると大きな塊のように見えますが、キチジョウソウは自由に茎を伸ばして行くので、もっと自然な感じの広がり方です。

 

 より自然なグランドカバーにしたい時は、キチジョウソウもいいのではないでしょうか

 

 さらにキチジョウソウの花が咲いたら幸せが訪れると言われています。花は、毎年咲いていると思うのですが、花穂が葉っぱの高さより低い位置にあって見えにくいんです。

 

 私もフルタイムで働いていた頃は、キチジョウジソウの花が咲いたことすら知らずに過ごした年がたくさんありました。

 

 キチジョウジソウの小さな花を見つける余裕があると、たくさんの幸せを見つけることができる

 

と言うことかなと自分なりの解釈をしています。

 

 今年も、キチジョウソウの花が咲きました。

 

 咲いたら幸せが訪れる植物『キチジョウソウ』

 

 見た目は地味ですが、そんな言われを思い浮かべながら花を眺めるのもいいですね。