我が家の庭には合わないと我慢していたのに、ついにタイツリソウの苗を買ってしまいました。
以前から可愛い花だなとは思っていて、本当は植えたかったんですよね。そこで何も知らないタイツリソウについて調べてみました。
もくじ
タイツリソウの特徴と名前の由来
落葉性多年草。
ケシ科と書かれたりケマンソウ科と書いてあるものも。
原産地は中国東北部(黒竜江省)から朝鮮半島にかけて。
草丈は、40~60cm 。ボタンに似た葉は、緑白色。花は、ピンクと白色がある。
斜めに伸びたアーチ状の茎にコマクサに似たハート型の花をずらりと並んで付ける。
春に芽を出し、花が咲いた後、夏には地上部が枯れて休眠する。
タイツリソウの名前は、釣竿の先に鯛が吊り下げられているように見えることから付けられたようです。またケマンソウは、仏具の装飾具「ケマン(華鬘)」に似ていることに由来します。
タイツリソウの育て方
やや湿り気のある半日陰で栽培する。植え付けは、春か秋に行う。庭植えの場合落葉樹の根元に植えるとよい。
花は下から順番に咲き始め、徐々に咲き上がっていきます。そこで一番下の花がしぼんだら切り取って、切花として飾ったほうが次の花が咲きやすくなる。
初心者でも育てやすい。
タイツリソウの増やし方
株分け、さし芽、根ざしができるようです。
● 株分けは、植え替えの時期春と秋に行いあまり細かく分けない。
● 根ざしは、太い根を3cmぐらいに切り、土に挿す。
● さし芽は、新芽が育つ4月に行う。
3種類も増やし方があるということは、比較的に増やすのは簡単なのかもしれません。
タイツリソウの毒性
全草、とくに根茎と葉に毒がある。
誤って食べると、大脳中枢が麻痺するので、酒に酔ったように眠くなり、吐き気や体温低下、呼吸麻痺、心臓麻痺などを起こす。その他、嘔吐、縮瞳、徐脈などが起こることも。
口にしなければ大丈夫そうです。でも野菜やハーブなどとの混植は、止めたほうがいいでしょうね。ペットがいる家庭は、気をつけたほうがいいかも。
タイツリソウを庭に植え付ける
3月にタイツリソウの苗(ピンク色)を衝動買いしてしまったのですが、後からどこに植えようか悩みました。
そこで庭の半日陰の場所を探しました。候補は、柿とシマトネリコの足元。柿の木は少し西日が当たるし、シマトネリコは、常緑で葉が繁り日当たりが悪いかも。
考えた結果、柿の木の下に植えることに。
柿の幹の向こうから、そっと覗いてるピンク色の花が、タイツリソウ。
今から柿の葉が出てきて足元は、程よい日陰になる予定です。土は、適湿。湿り気は、すこし足りないかもしれません。
<植え付けて、2週間たった写真>
今の所、順調な感じ。問題は、夏の暑さでしょうか。
さあ、この環境を気に入ってくれるでしょうか。また報告します。