和風の自然な庭に似合う植物(8~9 月)ヤブランとスイショウラン




スイショウラン、ヤブラン、斑入りヤブランを育てています。

夏の盛りにまずスイショウランの白い花が咲き、8月終わり頃ヤブランの藤色の花が咲きます。そして9月に入り斑入りヤブランの藤色の花が咲き始めます。小さな花ですが、夏から初秋を彩ってくれています。



ヤブランとスイショウラン

 

ヤブラン

 

  • ユリ科ヤブラン属の常緑多年草。
  • 高さ50cm
  • 8~10月に藤色の花をつけ、晩秋には小さな実をつける。

葉がランに似ているのでランの名前がついています。

 

スイショウラン(スノードラゴン)

 

  • ユリ科ヤブラン属の常緑多年草。
  • 高さ20cm
  • 7~8月にスズランに似た白い花をつける。

細い葉には白い線が筋になって入り、すっと立ち上がる。

スイショウランとヤブランは共に耐寒性と耐暑性が強く、日向から日陰に幅広く適応。病害虫はほとんど見られません。

ヤブランに初めて出会った時は、ランの名前が付いているのでラン科の植物かと思ったのですが、葉っぱが似ているだけでユリ科の植物でした。確かにランの花には、全く似ていませんよね。

スイショウランは、ヤブランによく似ているのですが調べてもあまりはっきりしたことがわかりません。ヤブランは日本に原生する植物ですが、スイショウランは?

園芸種だと思うのですが…。

 



我が家の庭での使い方

 

ヤブラン

 

常緑のすっと伸びた葉っぱの柔らかい曲線が硬い雰囲気を和らげてくれます。

<日向のヤブラン>

石と石の間に植え込んだり通路との縁取りに利用しても、面白い。

<日陰のヤブラン>

日向より日陰の方が葉色の緑が濃いようです。

 

斑入りヤブランは、ヤブランと同じように使えるし、葉色が明るいのでカラーリーフと組み合わせて色の変化を楽しめる。ただし日向の強い日差しでは、葉焼けを起こすことも。

また和風の庭だけでなく洋風の庭の下草としても利用できそう。

 

スイショウラン

 

ヤブランより少し小型で葉色が白っぽい。庭植えにはせずに、鉢物に利用しています。

一つは、春に黄色いキツネノボタンに似た花を咲かせる宿根草との寄せ植え。今の時期は、ほとんどスイショウランで埋め尽くされています。

 

もう一つは、南天の鉢植えの足元カバーとして。

スイショウランがなかったら、プラスチックの鉢が丸見えです。ふんわりと足元を隠してくれてます。

鉢は二重にして南天とスイショウランの根が絡まないように植え込んでいます。

 

<街のマンションの植え込み>

最近お手入れが簡単な植栽として和モダンな感じに植えられているのを見かけます。

 



株分けと管理の仕方

 

株分け

 

株が大きくなり混み合ってきたら、掘り起こして手やナイフを使って切り分けます。株分けは、真夏や真冬を避ければいつでもできます。

そして庭植えなら、植え付けの時に水をやるだけで、その後は放ったらかしでも丈夫に育ちます。株がある程度大きくなると、花付きがよくなります。

管理

 

とても丈夫で、ムシもつきません。1年間全く手入れしなくても、育ってくれます。ただ見栄えを良くしたいなら、春の新芽が出てくるまでに、古い葉っぱを全部取り除きます。こうすると、きれいに伸びた葉の足元に古い茶色くなった葉が残っていないので、足元がすっきりと見えます。

 

我が家では、玄関周りの目立つところだけは古い葉っぱを取り除き、他の場所は放任です。

 

手入れもしないのに、一年中緑を提供してくれる頼もしい植物です。地味な印象ですが、夏から秋にかけて咲く花は、白や藤色の涼しげな優しい風情があります。

 

ヤブラン・スイショウランは花が咲いても、50cmぐらいの高さ。邪魔にもならず、足元の雑草を抑え景観管理に大いに役立ってくれています。