センニンソウ(クレマチスの原種)を育てています




センニンソウをフェンスに絡ませながら育てています。8月下旬白い花が咲き始めました。



センニンソウの特徴

 

はじめに、センニンソウの特徴をまとめておきます。

 

  • 日本の日当たりの良い山野に自生するクレマチスの原種
  • キンポウゲ科のつる性多年草
  • 2〜3cmの白い花が夏から秋にかけてに咲く
  • 花には、芳香がある

 

センニンソウ(仙人草)の名前は、花が終わった後に白くて長い毛をつけた果実ができることから付けられたようです。果実が仙人のように見えたんでしょうね。

夏の暑さにも負けず、清楚な花をたくさん咲かせてくれます。

 

そして、一つ気をつけなければいけないのが、センニンソウの毒。肌の弱い人は皮膚に茎や葉の汁がつくと、かぶれを起こすことがあるそうです。

 



センニンソウの育て方

 

センニンソウとの出会い

 

センニンソウとの出会いは、4年前に遡ります。庭の北西向き斜面で、小さな花を付けたつる性植物を見つけました。花が1輪咲いていたので、9月頃だったでしょうか。花を見るとクレマチスに似ています。

 

でもクレマチスが勝手に生えるはずもないし…。気になって早速クレマチスの本で調べると、斜面で見たのと同じ花が載っていました。

 

 

『センニンソウ』

 

「やっぱり、クレマチスだったんだ。」そこではじめて日本に自生するクレマチスの原種だと知ったのです。

 

斜面は、1年に何回か草刈りをして、草が伸びすぎないようにします。このままではセンニンソウも刈り込むようになり、ツルを伸ばすことができず花も期待できません。

 

そこでセンニンソウを掘り起こして、移植することにしました。

 

センニンソウの植え替え

 

さて、どこに植え替えましょうか。日当たりがよくて絡ませるものがある所を探しました。そして南側のフェンスの所、テッセンを植えている隣に植え付けることにしました。

 

クレマチスの移植は難しいと言われているので、根を痛めないように気をつけてそっと…。

 

1年間の管理

我流ですが、センニンソウの管理を書いてみました。

 

秋に植え付けた時にはたっぷりと水をやりました。

原種なので環境適応力が高いはず。」

その後は水やりもせず、肥料も入れず。ひたすら自然任せです。

 

やがてフェンスに絡むようになり、2年前にはもっと高い位置のサザンカの幹や枝に絡むようになりました。

 

春:冬の間にしっかり刈り込んでも、ツルが元気よく伸びてきます。

夏:伸びた茎の節々に蕾がつき、8月になると白い十字形の花が咲き始めます。

<サルスベリとサザンカに絡んだセンニンソウ >

一つ一つの花は小さいですが、一度にたくさんの花を咲かせてくれるので、遠くからも白色がはっきりとわかります。

 

暑い夏の花が少ない時期に咲いてくれる涼やかな白い花は、ありがたいですね。

 

秋:夏に咲き始めた花がまだ咲いています。

<テッセンとセンニンソウ>

昨年は、センニンソウのツルにテッセンが絡み、11月には一緒に花が咲いていました。花の時期が長いのも魅力です。

 

冬:花が終わったら、ツルの整理をして刈り込みます。あまり大きくしたくないときは、しっかりと茎を短く切り詰めても心配ありません。

 

花の時期以外は、目立たない存在です。でも地植えなら、丈夫で管理も楽。病害虫もあまり気になりません。(鉢植えだと、もう少し手がかかるかもしれません。)

ただ一つ気をつけることが…。この夏まで知らなかったのですが、センニンソウには毒があるんです。

 

私はかぶれたことはありませんが、かぶれやすい方は植えないほうが良さそうです。毒があると知っているのと知らないのでは、心構えが違って来ますよね。でも茎や葉から出る汁に直接触らなければ、大丈夫。ツルを触る時は、しっかり手袋をしましょう。

 

センニンソウは、園芸用に改良されたクレマチスに比べると地味な印象ですが、株を覆うように咲く小さな白い花は見応えがあります。小さな花が大好きなので、4年前に植え替えて良かったと思っています。野山に咲く花もステキだと思いませんか。

自然風の庭にも似合そうですね。