イチゴのランナーで子苗を植え付ける方法




イチゴの収穫が終わり、7月になるとランナーが伸び放題です。

来年に向けて子苗を植え付ける時期になったので、梅雨の晴れ間に作業をしました。



ランナーとは何?

 

ランナーとは、何を指すのでしょうか。辞書で調べてみると、

 

茎の一種で、直立せずに地表面に沿うか、または地中を横に長く伸びるものをいう。匍匐茎(ほふくけい) 匍匐枝,ストロン,走行枝とも言われる。ユキノシタ・オランダイチゴなどにみられる

 

イチゴの実がなる頃から、茎が伸び始めます。つまりこれが、ランナーと言われるものです。実が大きく育つ頃にランナーが伸びると、栄養が実とランナーに分散してしまいます。このため実を大きく甘くするために、この時期のランナーは、切り取ってしまいます。

さらに実が大きく育ち収穫した後に、ランナーが一株から何本も伸びてきます。ここから、来年の収穫に向けての準備が始まります。

 



どうしてランナーを育てるの?

 

ランナーが伸びてくると、その先に苗が出来ます。この苗の中から選りすぐりを植え付けて、大事に育てていく事になります。

ランナーは、親株の性質をそのまま受け継いだクローンです。そのため、大きく美味しかったイチゴのランナーを育てれば、来年も同じ品質を持ったイチゴが育ちます。

 

植物が子孫を残す方法としては、種子を作る方法があります。複数の親から遺伝形質を受け継ぐので、親とは違う性質が生まれます。

 

これに対して栄養繁殖と呼ばれるものは、親植物の一部が次世代の植物であるランナーや球根などになったり、人工的に行う挿し木や挿し芽で人工的に次世代を作る増殖法です。この方法だと、親の性質がずっと受けるがれるのです。

 

 

イチゴには、あまおう、とよのか、さちのかなど多くの種類があり、現在も様々な品種改良が行われています。イチゴの品種改良では、異なる種類のイチゴを交配し種子を取り出し、芽生えた実生株を何年もランナーで育て、新たな品種を生み出すようです。

種子で出来た今までと違う性質を利用して、より甘く美味しいイチゴを作り出しているんですね。

 

そのおかげで私は、毎年同じ品質のイチゴを家庭で収穫出来るし、スーパーで美味しいイチゴを購入できるという訳です。

 



実際の植え付け

 

ランナー選びのポイント

 

7月上旬イチゴからランナーが伸び放題です。そこで梅雨の晴れ間にランナーの植え付け作業をしました。

 

  • 甘く大きい実がなった株
  • 同じ株の中でも太い茎の苗
  • 苗の葉が縮れず、きれいに開いて元気なもの

 

9つの鉢の中で、実つきの悪かった3鉢を外し6鉢の中からランナーを選びます。

一株にランナーが10本ぐらい出てくるので、太い茎のものを残しました。さらに一本のランナーに苗が3個以上出来ます。親株に一番近い子苗は、育ち過ぎていているし、親の病気を引き継ぎ易いので使わないようです。

2番目と3番目の子苗を使います。

 

子苗の植え付け

<用意するもの>

プランター
ゼムクリップ

 

  1. ゼムクリップを一度伸ばしU字に曲げる(子苗を固定できるもの)
  2. 選別した2番目の子苗をプランターにクリップで固定する

 

これから大きくなる苗も、様子を見ながら随時固定していきます。

子苗が発根して少しづつ大きくなってきたら、ランナーを2~3cm残して親株から切り離します。そうして秋までプランターで育てていきます。最終的に鉢の数9株に絞るのは、秋になってからですね。

 

夏場の暑い時期は、とにかく枯らさないように気をつけて管理します。元気に大きくなりますように。

 

子苗の植え付け以外のイチゴの記事はこちらでまとめています。

鉢植えイチゴの育て方 まとめ