早春、他の野のスミレがまだ目覚めない頃、ニオイスミレが香りのよい花を咲かせます。
ニオイスミレは、西アジアからヨーロパが原産です。
それでも楚々とした姿は、日本に自生するスミレに近いような気がしませんか。
10年ほど前、そんなニオイスミレが我が家にやって来ました。
もくじ
ニオイスミレとの出会い
ニオイスミレ とは
ニオイスミレ(学名:Viola odorata)は、スミレ科スミレ属の耐寒性多年草。
スイートバイオレットとも呼ばれます。
草丈10-15cmで、葉はハート形。
花色は、紫・薄紫・白・淡いピンクなど。
花びらは、一重や八重咲きがある。
ニオイスミレが我が家にやって来た
ニオイスミレとの出会いは、10年前頃知人の庭で見て一目ぼれした時です。
樹木の足元にひっそりと、小さな青紫色の花たちが広がっているのが、とても可愛いかったのです。
お願いして、2~3株もらって帰り現在まで育てています。
どこに植えようか悩んだ結果、二箇所に分散して植えることにしました。金融でいう、リスクヘッジといったところ。
一箇所は、トキワマンサクの足元に。もう一箇所は、オガタマノキを植えている40cm径のプラスチック鉢へ。
どちらも植えたあとは、たまに肥料を入れるぐらいで、その他は自然まかせ。
地植えにした所は、他の植物との競争厳しく、ぎりぎり生存している程度で、花も2~3個咲くのがやっと。
<トキワマンサクの足元のニオイスミレ >
鉢植えは、オガタマノキの足元で、どんどん広がって鉢から盛り上がるほどに生育しました。ニオイスミレしか植えていなかったのが良かったのかもしれません。
本格的な春が始まる前に、小さな青紫色の花をたくさん咲かせてくれます。花には強い香りがあり、古くから香水の原料花として利用されているようですね。
ニオイスミレの育て方勉強中
ニオイスミレの植え替え
そして、去年。上水道管の水漏れを調べるため庭のコンクリートを剥がした所を、埋め戻さず植物を植えることにしました。
また水漏れしたら、剥がすのが大変だから・・・
◎東向きで11時ころまで日が当たるが、それ以降は、建物の陰になる。
◎階段の上がり口なので、草丈が低いもの。
さて、今庭に植えている植物の中でこの条件に合う丈夫な植物は???
と考えた結果、西日が当たる半分に芝生、残り半分にニオイスミレを植えることにしました。
4月、花が終わったニオイスミレを鉢から掘り起こし移植。培養土は、元々の土に堆肥を少し混ぜたもの。スミレは、ランナーを伸ばし広がっているので、ランナーを切り、一本づつ5cm空けて植え付けました。
雨があまりかからないので、春から夏は土が乾いたら水をあげていましたが、秋頃からは、すっかり植えたことを忘れてしまって・・・
秋にはまだ、株と株は隙間だらけだったと思うのですが、冬を越し春になってみると葉が茂り、たくさんの花が咲いています。
日陰になるので、花は望めないかなと思っていたのですが、なんとも生命力逞しいですね。
かたや芝生は、日当たりが足りなかったのか、元気がない様子。
また4月には、芝生をどけてスミレに植え替えようかなと思案中です。
ニオイスミレの病気、害虫
ニオイスミレは、とても丈夫で病気にはかかりにくいようです。
ただし、スミレが大好きな虫が、葉を食べて丸裸にしてしまうこともあるようです。
我が家でもツマグロヒョウモンの幼虫(黒い体にオレンジ色のラインがはいっている)がスミレを食べていました。
少々なら食べてもいいけど、全部は困るので見つけたら、捕獲するようにしてました。
<ツマグロヒョウモンの成虫>
スミレ類だけを食べるなんて。なんとも贅沢なことか。
ニオイスミレを鉢植えで楽しむ
去年植えたニオイスミレ は、大きくなり株が混み合ってきました。
肥料が多すぎると、栄養が葉っぱに行きすぎるのか、葉っぱが大きく育ちすぎるようです。
濃い緑色の艶々の葉にはなるのですが、どうも葉が大きく目立ちすぎてスミレの可憐さが減ってしまう気がするので、肥料は控えめに入れています。
間引いた株は、2年かけて芝生が上手く育たなかった所に植え込んで行きました。その結果、勝手口の外は随分とニオイスミレのグランドカバーとなってきています。
右側に見えるニオイスミレには西日が少し当たるので、葉っぱの色は黄緑っぽい色合いになっています。
<ニオイスミレのグランドカバー>
派手さはありませんが、自然な雰囲気を感じさせるニオイスミレの群生を見ると、何だか穏やかな気分になります。
風の向きによっては、良い香りもしてきます。そんな良い香りを身近で楽しみたくなって、ニオイスミレ を鉢植えにしてみました。
用意したのは、10cm角の白い鉢。早春に、咲き始めたばかりのニオイスミレを5株ほど、ランナーを切って掘り起こし、まとめて鉢に植え込みました。
ニオイスミレ の香りは、よく香る時もあれば、あまり感じない時もあります。時間や天候、咲いた時期などによって、香りの濃さが違うようです。
でも、身近な場所に置ける鉢植えにしておけば、いつでもその香りをかぐことが出来ます。
<3月初め 花盛りのニオイスミレ >
花が終わるまで鉢植えを楽しんだら、その後は再び地植えに戻す予定です。早春から春にかけての季節限定の鉢植えです。