ナデシコは、古来から日本人に愛されてきた花ですね。私も種から育てています。
毎年ポツポツと花を見せてくれるのですが、今年はちょっと事情が違いました。
ナデシコが花盛りなんです。どうしてこうなったか、理由を探してみました。
ナデシコが花盛りの理由
初めにナデシコの種を蒔いたのは、玄関前の北西向き花壇。
発芽して少しづつ大きくなりましたが、2年たっても花が咲く気配がありません。
そこで東向きの花壇で、午前中の日当たりが良い所に植え替えました。
すると毎年ポツポツと花をつけるようになりました。
ところが、今年のナデシコは花盛り。
株が大きくなり、高さも90cmに届きそうです。草丈が通常の倍ぐらいになってしまいました。
濃いピンクの花が堂々と咲き誇っています。昨年より花色が濃く鮮やかな気がします。なぜこうなったのか考えてみると、ひっよとしたらと思う点が2つ見つかりました。
◆ 春先に堆肥を入れたこと
◆ 初めて支柱をしたこと です。
春先の堆肥について
花壇は、自然な状態に近づけるために肥料は入れません。花壇に植えた木シマトネリコの葉が落ちて積もり、徐々に堆肥になって行く程度です。
それが今年の春、植物の芽吹き前に、軽い気持ちでいつも畑に入れるコンポストの堆肥を花壇にパラパラと蒔いたんです。
この軽い気持ちが、その後どれだけ影響するか知るはずもなく…。
良く見れば、ピンクのアケボノフウロや黄色いルドベキアの花も去年よりたくさん咲いています。
ナデシコの支柱について
春の突風でナデシコが倒れてしまいました。
それが気になり、初めてナデシコを囲むように竹で支柱をしました。
すると支えができて安心したのか、グングン上に向かって真っ直ぐ伸び始めました。ルドベキアよりも背が高くなり、蕾が付き花が咲きました。
この2つがナデシコ花盛りの理由ではないかと思っています。
自然な野原のような花壇にしたいと思っているので、ナデシコの花盛りは嬉しさと違和感が入り混じります。
旦那は、「支柱を立てたのは成功だ。」と言い切ります。ですが私は、あまりに揃いすぎた花にちょっと複雑な気分です。
堆肥と支柱効果で、ナデシコを堪能させてもらっていますが、来年はどうしたものでしょうか。