コバノランタナとランタナ オレンジを鉢植えで育てています。
でもその前にランタナとの苦い経験があったんです。
もくじ
ランタナ(七変化)の苦い体験
初めて育てたランタナは、ピンクと黄色の可愛い花色でした。
黒い実をもらって帰り、畑へ行く通り道の隅に埋めました。
順調に育ち、可愛いピンクの花が咲いて喜んでいたのですが…。その後も勢いが止まらず、どんどん枝を伸ばし広がります。
そして枝が木質化すると、トゲがあるのに気づきました。迂闊に素手で触れません。
根が張り、背も伸びて大きく広がり畑に行く時は、避けて通る有様。こんなに大きくなってトゲがあるとは…。
根が畑まで侵入するのは困るし、切るにしてもトゲがあるし。そこで思い切って抜いてしまいました。枯れてもないのに、抜くのはちょっと抵抗がありましたが。
そして随分経ってランタナは、『日本の要注意外来種生物リスト』に含まれていることを知りました。
生命力旺盛な要注意植物。植える時には、繁殖力のことも考えないといけませんね。
<歩道のアスファルトから生えているランタナ>
時々野生化しているのを見かけます。
ランタナを鉢植えで育てて
コバノランタナ
ランタナでは苦い経験をしましたが、どうしても育てたい花がありました。
コバノランタナです。小さい花と花色がお気に入りだったんです。
<ご近所の車庫に垂れ下がるコバノランタナ>
うす紫色と白色の小さな花が株を覆うように、垂れ下がったように咲く姿は可憐な印象です。
そこで、もらった枝を挿し木にして、コバノランタナを育て始めました。
白いコバノランタナは、単独で鉢植えに。
うす紫色のコバノランタナは、ツルニチニチソウと寄せ植えに。垂れ下がる植物同士ですが、勢力は5分5分といったところで、仲良く共存しています。
【冬越し】
冬の最低気温マイナス5℃ぐらいになるので、コバノランタナの小さな葉は少し落葉しますが、地上部はそのまま冬越しします。
【花の時期】
5月中旬ころ1度目の花盛り。真夏はさすがに花が咲きませんが、9月下旬になると2度目の花盛りになります。
【剪定と管理】
冬前に形を整える剪定をしますが、気になった時にいつでも小さな剪定はできます。枝にトゲはありません。
丈夫で病害虫も気になりません。西日にも負けず、日当たりが大好きです。
【ランタナとの違い】
花色は、ランタナのように変化せず、枝は半匍匐性。トゲもなく、生命力旺盛で暴れるということがなく扱いやすい。
【増やし方】
挿し木で簡単に増やせます。
ランタナ オレンジ
ランタナはコバノランタナだけで充分と思っていたのに、園芸店で見た鮮やかな花色に魅せられて、買ってしまいました。ランタナ オレンジです。
園芸種で改良されているのか、トゲもなく、3年目ですがあまり大きくなっていません。
ヤブラン、スイショウランと寄せ植えにしてみました。思い描いたイメージとしては、ランタナが中央でもう少し背が高くなっているはずなのですが…。今は、ほぼ同じ高さ。
蕾がオレンジ色。花が開くと黄色から再びオレンジへと変化します。
育て方はコバノランタナと同じです。
ただ冬越しに関しては、地上部はほとんど枯れてしまい、春に再び芽吹いてきます。あまり大きくならないので、剪定は、まだ1度もしていません。
春から夏にかけて、鉢を建物の影になる東側に置いていたら、花が全く付きませんでした。
慌てて南向きの日当たりの良い場所に移動したら、秋にはしっかり花が咲いています。ランタナには、十分な日差しが必要なようです。
コバノランタナ・ランタナ オレンジは共に鉢植えで育てています。鉢植えだと、大きくなり過ぎず管理が楽です。鉢植えは、自分が育てたいと思った植物にも、気軽にチャレンジできるのがいいですね。
苦い経験から始まったランタナとの付き合いですが、丈夫で開花が長く屋外で冬越しできるのは、助かっています。これからも鉢植えで、成長を見守りたいと思います。