出窓の外に、目隠しになるようにカラタネオガタマを2鉢置いています。植えて10年以上植え替えをしていないので、葉の数が少なくなり、どうやら根詰まりを起こしているようです。
大きな鉢なので、植え替えは大変そうですが、二人がかりでやってみることにしました。その時の様子や、気をつけたことなどをまとめてみました。
もくじ
カラタネオガタマの大鉢の植え替えで気をつけたポイント
*作業は二人で行う
大鉢は重く樹高も高いので、丁寧に安全に作業をするために、二人で作業することにしました
*作業場所は鉢の置き場所に近い所
鉢が重く移動するのが大変なので、鉢の置き場所のすぐそばに作業スペースを確保しました
*鉢からどうやって出すか考えて、手順をイメージしておく
<方法 1>
鉢底の中心に大きな水穴があった場合は、穴を棒で突いて、鉢から押し出す
<方法 2>
大きな水穴がない場合は、鉢の側面の土を少し落とした後、鉢の上部をハンマーで叩いて振動を与え、鉢から出す
*根が乾かないように、出来るだけ手際よく植え替える
土や鉢底石はすぐ使えるように準備し、使う道具類も前もって準備して、並べておきました
*剪定は植え替え後に行う
元の鉢に戻すために根を切ることになります。根の負担を減らすために、枝を少し整理して葉の数を減らす必要がありますが、鉢から出す時に枝を痛める恐れがある為、後から剪定することにしました
鉢を大きくせず二人がかりで植え替えた実際の様子
植え替え作業に使うため準備するもの
・ブルーシート
・ペンチ
・ノコギリ(鉢に差し込み土を鉢から剥がす時に使う)
・移植ゴテ
・ハンマーと板材
・10号駄温鉢とタオル(鉢を倒す時幹を支える)
・鉢底石と土(腐葉土と園芸用土を混ぜたもの)
・棒(鉢に入れた土を突いて馴染ませる時に使う)
・剪定バサミ
・針金、釘、キリ(支柱固定用)シュロ縄(木と支柱を結ぶ)
・作業用手袋
<植え替え作業で使う道具類>
カラタネオガタマを鉢から出す
3月〜4月はカラタネオガタマの植え替えに適した時期です。3月下旬、作業に使うための準備品が揃ったら、いよいよ作業開始です。
10年以上植え替えていないカラタネオガタマ
鉢のサイズ:プラスチック製12号鉢
樹高:約2m
幹の直径:4cm
まず、鉢から出していきます。
<鉢から出す手順>
① 鉢の近くにブルーシートを敷いて作業スペースを確保する
② 大鉢を支柱から外す
③ 二人で鉢を持って、ブルーシートの上に置く
<置き場所の側にブルーシートを敷き移動させたカラタネオガタマ2鉢>
④ 使っていない古いノコギリ(刃渡り30cm)を用意
⑤ 鉢(深さ30cm)の側面に深く差し込み、縁に沿って土を切りながら1周する
<ノコギリを深く差し込んで1周する>
⑥ 幹を支え(鉢を寝かせたもの)の上に置き鉢を倒す
⑦ 底からはみ出ている根をハサミで切り取る
<根詰まりして鉢からはみ出した根を切り取る>
⑧ 鉢の側面の土を少し落とし、鉢の上部に板材を当てハンマーで叩く
⑨ 二人で協力して、鉢と幹を引っ張る
<板をハンマーで叩いて振動を与え 二人で引っ張り 鉢から抜く>
⑩ 鉢が抜けたら、鉢底石を全部取り、側面の土をもう少し取り除く
今回鉢から抜き取る方法を2つ考えていましたが、鉢の中央に穴がなかったので、方法2を実践しました。
樹木の種類にもよるでしょうが、カラタネオガタマは根をいじられるのを好まないようです。
その後、元の鉢に戻すため側面の土は少し取りましたが、鉢底の根は土を落としただけで切り詰めませんでした。
鉢から上手く抜けるかどうかが一番心配していた事だったので、枝を傷つけず、上手く抜けてくれてホッとしました。
カラタネオガタマを元の鉢に戻し剪定
まずはカラタネオガタマを元の鉢に戻します
① 乾燥防止のため根にブルーシートをかけておく
② プラスチック鉢を洗い、鉢底石と土を用意する
③ 鉢の底に鉢底石を入れ、その上に土を入れる
<洗ったプラスチック鉢に鉢底石と土を入れる>
④ カラタネオガタマを鉢に仮置きする
⑤ 地面の高さが鉢の上部から4cmぐらいになるように調整する
<仮置きしたカラタネオガタマノの木>
⑥ 隙間に土を入れ、棒で突いて馴染ませる
10年以上経ったプラスチック製の鉢を再び使えるかどうか心配していましたが、鉢の中は傷みも少なくキレイだったので、再利用できました。
そして植え替えが終わった後、ハサミを使って剪定。
<水分バランスを保つために枝を少し剪定>
枯れ枝や内向きの枝、重なったような枝を中心に、枝の付け根で剪定しました。根詰まりして底からはみ出した根を切ったことで、水を吸収する力が減ったので、葉からの蒸散を減らし水分バランスを保つのが目的です。
カラタネオガタマを元の場所に戻し固定する
植え替えと剪定が終わったカラタネオガタマ2鉢は、元の場所(出窓の外)に戻しました。
① 支柱と竹を釘と針金で固定する
② 竹にシュロ縄でカラタネオガタマの幹を結束する
<支柱にカラタネオガタマ2鉢を固定>
カラタネオガタマは樹高が約2mあるので、強風で倒れないように支柱に固定し、植え替え前と同じ状態に戻しました。今回の作業は、これで全て終了です。
<左:植え替え前 右:植え替えして剪定後>
2本の植え替えと剪定に 3時間かかり、カラタネオガタマを固定するのに1時間かかったので、合わせて4時間ぐらいの作業となりました。
専門家のように上手くは出来ませんでしたが、二人で悩みながら植え替えをやり遂げました。自分達でやってみると、大きな鉢の植え替えの大変さがよくわかります。
これから暖かくなって新芽が出てくるのを待つことにします。今は枝先にしか葉がありませんが、枝の途中からも新芽が出て葉の数が増えれば、根詰まりが解消されて元気に育っている証拠です。
そうなったら今回の植え替えは成功。作業の大変さが吹っ飛ぶのは、間違いありません。
※ 素人二人が悩みながら行った植え替えなので、選んだ方法が良いかどうかはわかりません。それでも自分で大鉢の植え替えをしてみようと思う方に少しでも参考になればと考えて、経過や気を付けたことをまとめてみました。
