バラを育て始めて1年が経ちましたが、今育てているバラはピンク色なので、他の色も育てたいなと思っていました。
そんな時、園芸店の店頭に置いてあるバラの新苗が3割引になっていました。
そこで、9月下旬いそいそと買って帰り、その日のうちに鉢増し。そして11月には開花。
なぜ時期外れの9月に購入したのか。その後開花までどう管理したのか、バラ育て2年目の試行錯誤をまとめました。
バラを9月に購入した理由
時期外れのバラを購入して育てたいと思ったのは、ポールスミザーさんのガーデニング講習会がキッカケでした。
バラを選ぶ時は環境に合った物を選ぶのが良い。夏の暑い時に店頭で葉が枯れたり、病気になったりせず、元気にしている苗を購入すると丈夫に育つ。
バラを選ぶ時期は植物にとっても辛い暑い時期が良いと言われたのがずっと記憶に残っていました。話を聞いて2年ほど時間が経っているので、間違っている部分があったらごめんなさい。
そこで8月頃から、どの苗を買おうかと園芸店で下見をし、黄色の大苗に目をつけました。
葉っぱもあまり病気になっておらず、大苗ならその後の管理も楽そうです。
購入したい苗の目星はつきましたが、時期外れだから値引きされるまで待とうかなと欲が出ました。
ところが9月になっても値引きされる様子がありません。
「値引きはないのかな」と諦め気味で、しばらく店から足が遠のき、9月下旬久しぶりに園芸店に行くと、バラ苗が3割引に。
「やっと購入できる」
そう思って目星をつけたバラ苗を探しましたが、すでに売れてしまったのか見つかりません。
しばらく店に来なかったのが、悔やまれました。
それでもバラ苗が欲しかったので、大苗ではなく新苗の中から黄色いバラを探しました。
そして出会ったのが、このバラ苗です。
決め手となったのは、葉っぱが元気だったことと、シュートが伸び始めていたことです。
シュートが伸びているなら、きっと丈夫に育ちそうだと判断しました。
当初の予定では、大苗を購入するつもりでしたが、結局新苗をいそいそと買って帰ったというわけです。
バラの鉢増し
バラの鉢増し
まだ暑い時期ですが、根鉢を崩さなければ植え替えできると聞いたので、バラを購入した日に早速鉢増しをしました。
赤玉土に腐葉土を混ぜ、自宅にあったバラの8号鉢に手早く植え替えました。
そして水をタップリあげて、半日陰で管理していたのですが…。
3日経っても土の表面が全く乾いてきません。
「これはマズイんじゃない?」
3日も土が乾かないということは、バラの根が吸いあげる水分に対して鉢の中の水分が多すぎるようです。いきなり8号鉢は、大きすぎたかもしれません。
せっかく買ったバラ苗の根が腐っては困ります。そこで慌てて8号鉢から6号鉢に植え替えです。
8号鉢から出してみると根に影響はありませんでしたが、配合した土は湿ったままだったので、早く気づいて良かったとホッとしました。
こうして結局ビニールポットから、6号鉢への鉢増しとなりました。
6号鉢に植えて、水をタップリあげて半日陰で管理。
土の状態を観察していると、2日目には土の表面が乾いていました。これなら、根をしっかり張ってくれそうです。
バラ苗に2つのタグの謎
苗の植え替えが終わり、改めてバラの品種を確認すると、ちょっと困ったことが。
バラ苗には、写真入りのタグがついていて、その品種名は『レモン フィズ』。
ところがよく見ると、バラの支柱には、別の名前が書かれたタグが付いています。
その名前は、『レヨン ドゥ ソレイユ』。
「名前が2つも付いている!」
写真の花が咲くと思って購入したのに、別のタグが付いているなんて。
どちらも黄色いバラで病気に強い品種のようですが、やっぱり違いがありますよね。こうなったら、どちらの花が咲くのか開花を待つしかなさそうです。
【10月】
植え替えして一週間半日陰に置い後、日当たりの良い軒下に移動。
花の時期になったら、肥料は入れないと聞いたのですが、赤玉土と腐葉土を混ぜた土に肥料分は入ってないので、一週間に一度液肥をあげて経過をみました。
黄色いバラの開花
【11月】
11月はじめ、ついにシュートの茎の先端の蕾が黄色くなり始めています。
さらによく見ると、ツヤのある葉っぱにポツポツと穴が空いていました。葉っぱの裏に小さな青虫がいます。見つけては手で取りましたが、花は虫に食べられていないのでホッとしました。
11月2日 待ちに待った黄色いバラが咲きました。
そこで、それぞれの品種の写真と説明書きを比べてみました。
レモン フィズ | レヨン ドゥ ソレイユ | |
作出国 | ドイツ | フランス |
発表年 | 2012年 | 2015 年 |
花 色 | 黄色 | 黄色 |
花 形 | 丸弁平咲 | 丸弁平咲 |
花 径 | 7~8 cm | 5~7 cm |
花弁数 | 5~8枚 | 15~20 枚 |
樹 高 | 0.8m | 1m |
樹 形 | 半横張り性 | 直立性 |
芳香の強さ | 微香 | 微香 |
樹高や花の色と大きさと、香りの強さも違いがよくわかりません。でもレヨン ドゥ ソレイユの方が樹形が直立性で、花びらの数が15~20枚とレモンフィズより多いようです。
見える範囲で花びらを数えてみると、8枚以上はあります。
色々考え合せると、9月に購入した株はレヨン ドゥ ソレイユのようです。レヨン ドゥ ソレイユのタグの上にレモンフィズの写真入りのタグがついていたので、後から間違って付けられたのかもしれませんね。
花の咲いていない時期に写真の花を見て買ったのですが、写真とは少し違う花が咲いたことになります。
でも鮮やかな黄色い花は、とても気に入りました。品種が分かって安心したので、さあこれからバラ育ての本番です。